5月2日（土） 2009 J2リーグ戦 第12節
愛媛 2 - 0 甲府　（19:04／ニンスタ／3,497人）
得点者：1' 内村圭宏（愛媛）、83' 赤井秀一（愛媛）
スカパー！再放送 Ch186 5/3（日）05:00〜（解説：大西貴、実況：堀本直克、リポーター：重橋秀香）
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●望月一仁監督（愛媛）：

「選手が意地を出して戦ってくれた。連敗していてもサポーターが応援してくれていたので、感謝の意味でも何とか勝利をプレゼントしたかった。勝ててよかった」

Q:今日の勝因は？
「やることを徹底し、選手はやってくれた。甘いところもあるが、狙いを出しながらやってくれた。球際や守備の狙いで、どこでボールを奪うかとか、また攻撃では奪ったらどう仕掛けるか徹底していた」

Q:早い時間に点を取ってからが大事だったが、どういう指示をしたか？
「その後いくつか、落ち着いて奪ったときに自分たちの時間を作れたらよかったが、それができなかったので、奪ったところで落ち着かせるところを確認した。なかなかできなかったが、後半はそれが出てきた。守備でがんばってくれたし、規律を持ってやってくれた。

Q:球際の部分は中2日にもかかわらず、劇的に変化したが？
「札幌の試合は力の差が球際にも出て、やることを徹底した札幌にウチは何もできず消化不良だった。その悔しさは、同じＪのチームなので、自分たちがやれることは、という部分で、そういうところを徹底しようとトレーニングから伝えていた。意地を出して徹底されればある程度試合になる」

Q：今日は4-3-3ではなかったのか？後半は運動量が落ちたようだが？
「システムは4-4-2にして、甲府が入れてくるがセカンドの部分は札幌戦で拾えていなかった。相手に合わせる形で今日は4-4-2にして、負けていたら4-3-3に切り替えられるよう、準備はしていた。先に点を取ったので4-4-2で終わらせようとした。後半は球際で頑張らせたが、運動量が落ちることは想定済みというか、いけるところまでいって、足が止まってやられたらしょうがない、という感じだった。その中で切り替えも早く後ろが踏ん張り、帰るスピードも遅くなかった。ある程度セカンドボールを拾って対応できた。向こうも攻め疲れてチャンスもできた」

Q:相手が4トップ気味でくるなかで、甲府が前から来たらジョジマールを入れる予定だったのか。
「後半が始まる前、前がかりになるから、バランスよく守り背後を突こうといっていた。甲府も攻撃が雑になって、俊也(田中選手)という選択肢もあったが甲府にいたジョジマールには意地と前に出る力があると思った」

Q:強敵の甲府を相手に理想的な展開ではなかったか？
「球際を厳しく、攻守の切り替えも早かったのでやっていて甲府は上位のチームだと感じた。むしろ札幌よりも球際は強いと感じた。その中で足りないところもあるが負けずに、球際や切り替えもできていたことは収穫。先に点を取って理想的な形に持ち込めたが、先に取られていたらどうだったか分からない。チームがだんだん変わっていくところで、1歩2歩前に出たのでは。これから少しずつチームが変わっていけたらと思う」

Q:松下選手と千島選手が初出場となったが評価は？また、次は横谷選手が出場停止となるが？
「幸平（松下選手）は狙いを持ってやってくれていた。久々の試合で舞い上がるかと思ったが、意外に落ち着いていた。Ｊで試合には出ているし、落ち着いてやっていたと思う。今日はマラニョンや金らが裏を狙ってくる中で、裏を取られないポジションを取っていた。後半は攻撃参加もできたし、時間が経つにつれ落ち着いてやっていた。徹（千島）は最初バタバタしたが、途中から落ち着いてやってくれた。二人とも頑張ってくれたと思う。次は横谷が累積で出られないので、頑張って欲しい」

Q:中2日でメンバー変更など厳しいところもあったのでは？
「向こうはスクランブルの中、フレッシュな選手を使いスタイルを通そうとしたと思う。それに負けず、ウチがやれたことは大きい。ウチは選手を代えようと思ってもできない。今いる選手の中でやってもらいたい。甘えている場合じゃないし、現状のいる選手が60分、70分やれるところまでやり切ってもらいたい。今日はできていたが、次の試合も同じように、いけるところまで死ぬ気でやって欲しい」

以上