5月23日（土） 2009 J1リーグ戦 第13節
山形 0 - 0 京都　（16:04／ＮＤスタ／6,554人）
スカパー！再放送 Ch182 5/24（日）05:00〜（解説：越智隼人、実況：小出匡志、リポーター：成田ひみこ）
☆勝敗予想ゲーム
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●加藤久監督（京都）：

「こんにちは。後半、あとは決めるだけという状態のなかで、なかなかゴールを割らしてもらえず、１ポイントになったのは残念だなというふうに思います。

前半、立ち上がりからしっかりゲームを支配してました。ただ、なかなかシュートの形をつくらせてもらえなかった。前半は選手も、我々ベンチにいるスタッフも、少しストレスが溜まるような試合の内容だったですけど、ハーフタイムに『敵は敵ではなく、自分自身の気持ちだ。あまりイライラせずにボールをどんどん回して、相手を疲れさせて、そのなかで必ずチャンスは来るから辛抱強くやろう』ということを言いましたけども、特に左サイドからは再三えぐる形をつくって、何度かゴールに迫ったんですけども、山形もしぶといディフェンスをして、本当に最後までストレスが解消しないゲームだったなと思います。

ただ、チームのパフォーマンス自体は悪くないと思いますし、こういうゲームのなかでも、たとえばセットプレーとかでチャンスを与えて、いわゆる一発を決められるという状況は必ずありますから、終了間際に水谷が石川のフリーキックを防ぎましたけども、いくらゲームを支配してても、ああいう一発で勝点を失うということもサッカーのゲームのなかではありますから。そういうゲームにしなかったということは、選手にもその頑張りがあってのことですし、ゲームの運びとか、やってるサッカーの中身に関しては、だいぶチームのやろうとしていることが徐々に表現できるようにはなったなと思います。選手自身が、こういうゲームもリーグ戦のなかにはあるんだということを頭の中に入れて、こういうゲームを勝ちきるという力をこれからの、リーグ戦は１ヶ月ぐらい中断しますけど、ナビスコカップ３試合のなかでチームの自力を上げていければなと思います」

Q:今日は３バックにされていましたけれども、狙いは？

「向こうの狙いというのは、前線の選手……今日は長谷川、財前でしたけど、そこにボールを当てて、全体を押し上げてサイドから崩していくというのがひとつの狙いだと思います。シジクレイは普通のゲームではアンカーというポジションで、センターバックの10ヤード前にいつもポジションを取ってますけども、ゲームの流れのなかでは（センターバックの）間に入って守備をしたり、つなぎをしたりすることもあります。今日は水本と李正秀に２トップへのボールを潰しやすいような形をまずつくろうと思いましたので、シジクレイをセンターバックのポジションまで下げた。それによって、両サイドのサイドバックを高い位置に持っていって、サイドからえぐって崩そうという狙いも同時にありました」

Q:佐藤勇人選手を早めに代えましたが、怪我だと思いますが、状況はどうですか？

「鼻骨骨折してると思います。鼻の形が変わってましたので、折れてる。鼻の骨は軟骨ですから、変形しているというか潰れている形ですけども、間違いなく折れていると思います。少し脳震とうもあったようですから。
（復帰には時間がかかりそう？）鼻の修復っていうんですか？鼻筋を真っ直ぐにして持ち上げたりというのはあります。自分も２回ほど折りましたけど、すぐに練習しましたから。練習には支障ないと思います。ただ、ヘディングしたり、ボールが来て相手が目に入ると少し怖いというのはありますけど、他の部位の骨折と違って早めに戻れると思います」

Q:山形と公式戦では今季２度目の対戦でしたけども、具体的な対策があれば。

「先ほど言ったように、最初の対戦のときは山形の選手の特徴とかやり方というのは、いろんな予備知識がないなかでやりましたし、あの時は雪が降って、ディエゴなんかも体が動かない状況だったですけども、今回は山形のＤＶＤだけでも12個は我々は観れるわけで、だいたいこういうサッカーをやってくるというところは選手は理解してましたし、特に山形戦用にということでシジクレイを下げたというよりは、染谷がナビスコカップで退場になって今節は使えなかったものですから、渡邉大剛を入れるときに、シジクレイを間に入れたほうがいいと。特に山形戦のためにそういうふうにしたというよりも、使える選手の状況でそういうふうに変えたということです。

あとは特別にチームのやり方を変えたということはありませんし、一番大事なポジションのバランスを、どういうシステムでも維持するということを選手には言ってますし、それ以外に山形に対してどうだということは特にやっていません。見た目には３バックだから、それが山形戦の対策だというふうに見えたと思いますけど、まあ、そのまんま書いてください」

以上