5月24日(日) 2009 J1リーグ戦 第13節
大宮 1 - 1 浦和 (16:00/埼玉/37,027人)
得点者:8' パクウォンジェ(大宮)、35' 細貝萌(浦和)
スカパー!再放送 Ch185 5/26(火)05:00〜(解説:柱谷幸一、実況:倉敷保雄、リポーター:長友美貴子/朝井夏海)
☆勝敗予想ゲーム
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勝点1しか取ることができなかったつまり勝点2を失った試合だったのか、それとも勝点1を手に入れたことを純粋に喜べる試合なのか。先制したことから考えるとその得点を守りきれず、追加点も挙げられなかったことが悔やまれるが、Jトップレベルのチーム相手にわずかに1失点しかも負けなかったと捉えることもできる。外から見ている我々だけでなく、選手たちも同様にこの試合に対して二通りの捉え方をしていた。リーグ戦中断前最後の試合にしては、どうもすっきりしない試合だった。
大宮は、前節名古屋戦と同様の4−4−2システム。左サイドハーフにデニスマルケスが入りタメを作ることでパクウォンジェの攻撃参加が期待できる形。一方の浦和は、攻撃の中核となっていた山田直輝が出場停止したことで高原直泰が先発することに。他、概ね変わらぬ布陣でキックオフした。
開始からゲームをコントロールしていたのは浦和だった。予想通りのパス回しを見せるが、ゴールには至らない。大宮もしっかり対策をとってきた通りに、綺麗な3ラインを形成したコンパクトなサッカーで応える。守りから入りカウンターという狙い通りのサッカーを見せ始める。すると早くも8分、ゲームが動く。左サイドの開いたスペースに走りこんだパクに対し、金澤が素早く長いタテパスを入れる。パクに対応した山田暢久の対応があまりにも軽かったのか、それともパクに交わすテクニックがあったのか。いずれにせよ山田暢は一瞬で置き去りにされる。交わした直後、パクは左足でグラウンダーのシュートを放つとこれがディフェンダー坪井慶介に当たり、ゴールに吸い込まれる。「不幸な失点」と浦和フィンケ監督は振り返った失点だった。パクの嬉しいJ初得点はダービーでの先制点、幸先のよい滑り出しかに見えた。
その後も、狙い通りに守ってからタテに速いサッカーを見せる。「相手がうちのカウンターを警戒していて最終ラインが下がり、その分フォワードがちょっと揺さぶりをかければ前を向けるシーンがたくさんあった」と中盤から見た光景を橋本早十が話していたが、主導権を握られつつも危なげない対応をして、逆にチャンスに繋げていた。そんな中34分、前半2度目のビッグチャンスはセットプレーから。橋本早十の左CKをマトがぴたりと頭で合わせるも、これがクロスバーを叩く。この直後、失点シーンが生まれてしまう。セットプレー後の相手のチャンス、ゴール前でマトのクリアが小さくなるとそこに走りこんだ細貝萌の一撃が大宮ゴールに突き刺さる。「追加点を挙げないからこういうことになる」と小さくため息をついたのは橋本だったが、チャンスがなかったわけではないだけにみな同じ気持ちだろう。
後半に入り、大宮は左サイドのデニスマルケスに代え土岐田洸平を投入。これによって左サイドの守備の負担は軽減されることにはなった。そして、52分にはその土岐田がチャンスをつかむ。左サイド藤本主税からウラへ駆け出した藤田祥史へとボールがわたり、中央からやや左を走る土岐田へ。土岐田は右足を振りぬきこれは枠を大きく外れる。走りこみ、トラップし、という一連の流れが決まっていただけに、スタジアムを包むため息は大きかった。だが、時間と共に大宮のチャンスは減少し、浦和の猛攻に耐えねばならないようになる。75分過ぎからはほぼ自陣で過ごすこととなり、後半ロスタイムにはエジミウソンのシュートがバーを叩くようなシーンまで生まれる。だが、ヒヤヒヤさせられつつも1−1−のまま終了。フィンケ監督が「タイトなゲーム」と振り返るように、浦和にとっても決して楽な試合だったわけではない。
気になったのは、途中で交代した金澤や、「ここまでで一番悪い出来」と振り返った石原直樹のように試合出場の多い選手たちに疲れが見えること。序盤戦で、まだまだ暑くもない時期の疲労は心配な要素だ。一方で、ここ数試合徐々にチームとして連携が高まりつつあることは今後につながるはずだ。次は中1週間でのナビスコ杯。喜ぶことはあまりできないし悔しさも残る試合だったが、「先につながる勝ち点1」であったことだけは証明したい。
以上
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一覧へ【J1:第13節 大宮 vs 浦和】レポート:大宮が先制するもミスから追いつかれ、悔しい勝点1に留まった。(09.05.25)













