6月7日（日） 2009 J2リーグ戦 第20節
岡山 0 - 2 Ｃ大阪　（13:03／岡山／7,333人）
得点者：85' 柿谷曜一朗（Ｃ大阪）、89' 柿谷曜一朗（Ｃ大阪）
スカパー！再放送 Ch182 6/8（月）06:30〜（解説：佐藤慶明、実況：川崎祐一、リポーター：守口香織）
☆勝敗予想ゲーム
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●手塚聡監督（岡山）：

「内容に関しては、選手もしっかり戦ってくれたと思いますし、この3連戦でなかなか点がとれない状況で、今日も点は取れなかったんですが、今悲観して下を向く必要はない。辛抱して、今の戦い方を続けていくしかないと思っています。また、連敗中にも関わらず、本当に多くの方がスタジアムに応援に来てくださって、本当に感謝しております。早くサポーターの方々と喜び合えるようなゲームをしたいとすごく感じました。」

Q：保坂選手をトップ下で起用していますが、ディフェンスの位置取りというのは1.5〜2列目だと思うんですが、その効果は？
「単純に2トップで、フォワードが縦関係になって守備をするというのと、中盤の選手を入れるっていうのと…。保坂は今あそこで２列目から飛び出して、長い距離走って攻撃の起点になったりとか、守備に関しては、西野と2トップ気味のポジションでいったりとか、今行くべきでないという時には、ゾーンを持ったりとか、うまく機能していると思います。」

Q：後半からC大阪はディフェンスを一枚削ってシステムを変え、攻撃を強めてきましたが、そのあたりの指示は。
「うちが1トップですから、両サイドを高めにして、真ん中はふたりでしっかり守るということだと思ったんで、最初に青木をサイドに入れて2トップにするのには、残りで…というところで交代した後にやられてしまったんですけど。サイドは引っ張り合いになるので、（川原）周剛を入れて起点にと思ったんですけど。」

Q：青木選手投入の意図と感想。
「今１トップをやっているんで、西野か保坂か、優希（小林）のポジションを考えたんですけど、西野が起点になっていて、優希が疲れ気味だなということで投入しました。攻撃に期待をしていたんですが、まあ一度ファウルで止められたんですが、自分のプレーを遠慮せずに出して、シュート、クロス、ラストパス、ドリブルで仕掛ける…とか、そういうことを期待して入れました。来て間もないので、彼一人で劇的に何かが変わる、といった期待は重荷でしょうし、30ゲームありますから、少しずつ他の選手とのコンビネーションが出来ていけばいいかなと思います。
　ゼロで凌ぎきってる中で、ワイドの選手に負担がかかるので、武田なんかには、裏に飛び出してチャンスメイクすること、そこではっきりやり切ることを伝えましたが、青木については（最初は左サイドでしたが）前を向いて、自分のリズムで仕掛けられる時には、思い切ってやるようにということと、ディフェンスに気をつけるようにといって出しました。最後は、（小野）雄平が疲れていたんで、保坂を下げて周剛を左に入れ、青木を前に出して、青木を2トップにして残り6分くらいですかね。」

Q：西澤について特別な指示はされましたか。
「タイプ的には小松選手と似たタイプですので、高いボールはしっかり跳ね返すこと、といったことで、特別変わったことは言ってません。」

Q：今日は残り10分で勝敗を分けたポイントはどこだと思われますか。
「C大阪はケガ等でだいぶメンバーも替わっていますが、一人ひとりの技術が高く、そういう中でどちらかというと体を張りながら、シュートストップしながら、でも押し込まれたっていう。どちらかというと、C大阪の攻撃のきれいな点は何とか集中して抑えていたんですが、疲労もあるでしょうし、最後に点を取るという力の差、気持ちの差が出たのかなと思います。」

Q：最後の場面で、個の力で負けてしまうことが多いのですが、その差を埋めていくためには。
「やっぱり劇的には変われないと思うんで、今、青木が加入しましたが、チームの活性化をすること、トレーニングの中で繰り返しやっていくことしかないんじゃないかと思います。」

Q：「少しの差」というのは「大きな壁」？
「少しの差というものが、点を取れるか取れないかということだったりするのは確かなんですが。確率の高いプレーを選択して出来るのがいいと。局面の判断が見えなくならないようにしようと思っています。」

以上