6月7日(日) 2009 ヤマザキナビスコカップ
大宮 1 - 3 横浜FM (14:00/NACK/10,040人)
得点者:27' オウンゴ−ル(大宮)、31' 山瀬功治(横浜FM)、44' 渡邉千真(横浜FM)、76' 狩野健太(横浜FM)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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リーグ戦で低迷する大宮にとって、ナビスコカップは重要だった。リーグ戦とは別の大会であることから、精神的にも切り替えやすく一戦必勝で臨みやすい。広島戦前までは好調だったこともあり、グループリーグのわずかに3試合に集中すれば決勝トーナメント進出という、大宮にとっては大きな結果を得ることが出来たはずでもあった。戦いやすく、結果に近く、リーグ戦のリズムを取り戻すためにも意味のあるナビスコ杯だった。だからなんとしても広島戦で失った流れを取り戻す必要があったこの横浜FM戦だったはずなのに、あっけなく崩れてしまった。1−3というスコアは広島戦ほどではないにせよ、大敗だ。大宮は今週末に今季2度目のさいたまダービーという形でグループリーグ最終節を迎え、勝点上は決勝トーナメント進出の可能性はあるが、連続しての大敗は重く、重くのしかかる。
試合は、まず暑さとの戦いから始まった。気温30.6度、快晴の14時は目を開けているだけで辛かった。立ち上がりから、両チームとも高い集中を見せる。「最終ラインのウラを取ろう」(木村浩吉監督)と山瀬功治、渡邉千真、を両サイドに配してきた横浜FMは、はっきりとウラを取るべく突いてくる。だが、大宮はこの日先発した冨田大介を中心に体を張ったディフェンスを何度も見せ、ゴールを割らせない。一方大宮の攻撃は単調。バランスを気にするためか、藤本やデニスマルケスがボールをもったところでフォローもなく孤立、得点につながる気配がない。
だが、前半27分には、ラッキーな形で大宮に得点が入る。藤本主税のシュートをGKが弾いたところを、相手ディフェンダーがクリアしきれず、逆に押し込んでしまう。形はどうであれ、先制することはできた。と思っているうちに、前半のうちに逆転を喫してしまう。31分、坂田大輔、からラストパスを受けた渡邉がシュート、これを今度はGKがこぼしたところを山瀬に詰められて同点に。続く44分にも中盤でのミスから奪われ、一気に運ばれ右サイドを破られ中央の渡邉がマトの股を抜いてネットを揺らす。
後半に入り、幾度か惜しいチャンスを作るも得点には至らない大宮。それでも、52分にデニスマルケスに代わり斉藤雅人が入ったあたりからは中盤に安定感すら見え出した。だが、76分に試合は決着してしまう。狩野健太にGKからのクリアボールが渡ってしまい難なく決められてしまった。
横浜はこの勝利で勝点を8から11に積み上げた。この日勝利した広島と、もう一試合残す浦和次第ではあるが決勝トーナメント進出の可能性を残した。チームとしてベテランから若手までがバランスよく混在し「内容よりもメンタル。やれることはやった」と胸を張る松田直樹には清々しさすら感じられた。
大宮は真逆だ。先発に復帰した冨田が「体を張ったディフェンスを見せてましたね」とインタビュアーに問われ「本来はその前にチームとして防げていないと」と答えている。最終ラインまで持ち込まれる以前に組織としての守備が出来なくなっている。リーグ開幕当初、高い運動量でチームを支えた石原直樹や市川雅彦は確かに離脱しており、張外龍監督は「ケガ人が多い」ことを連動性を欠く守備の要因に上げているが、いるメンバーでやるべきことをやらねば、勝利はつかめないはずだ。
ここからダービーまでの中5日、この2連敗をどう受け止め糧に変えていけるか。
「浦和戦はリーグ戦のための一戦にしたい。こうしたいという話を監督に直接話したい」と新主将藤本主税は前を向いた。今問われるのは、フロントだけでも選手だけでもない、チーム力だ。
以上
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