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【J2:第23節 C大阪 vs 愛媛】レポート:C大阪が愛媛から4得点を奪い、3戦ぶりの勝利!小松が2ゴール!(09.06.25)

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6月24日(水) 2009 J2リーグ戦 第23節
C大阪 4 - 2 愛媛 (19:04/長居/5,602人)
得点者:47' 小松塁(C大阪)、60' 小松塁(C大阪)、63' ジョジマール(愛媛)、64' 石神直哉(C大阪)、76' 香川真司(C大阪)、84' 横谷繁(愛媛)
スカパー!再放送 Ch183 6/25(木)17:30〜(解説:長谷川治久、実況:高野勝正、リポーター:森田純史)
勝敗予想ゲーム
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 今季初の連敗を喫したあと、中2日での試合となったC大阪。ホームに過去7勝1敗と相性のいい愛媛を迎えた一戦では、前節出場停止だったMFマルチネス、GKキム ジンヒョンが復帰し、DFチアゴも先発に名を連ね、現状のベストメンバーが揃った。対する愛媛はMF永井俊太、赤井秀一ら、前節快勝した福岡戦と同じイレブンで第17節鳥栖戦以来のアウェイ戦勝利を狙った。

「入り方が久々によくて、ウチのペースでできた」とC大阪MF酒本憲幸もいうように、試合の主導権を握ったのはホームのC大阪。ボランチのマルチネスが中心になって攻撃を組み立て、マルチネス自身も積極的に左ミドルを放つ。また、香川真司、乾貴士、小松塁の前線トリオが意欲的に動き回り、巧みな連動で愛媛DFを脅かす。しかし、守備意識の高い愛媛のブロックをなかなか崩しきれない。6本のCK、6本の直接FKも得たが、C大阪はゴールに結び付けられず。結局前半はともにスコアレスのまま、ハーフタイムを迎える。

 後半になると、早い時間帯から試合が動く。先制したのは攻勢だったC大阪。前半からボディーブローのように押し込んでいた効果が、47分に実を結ぶ。決めたのは、FW小松。乾のスルーパスをオフサイドラインギリギリで受けると、左足できれいに流し込んだ。J2リーグ戦通算7,500ゴールとなったメモリアルな一撃を放った小松は、60分にも追加点。乾のシュートのこぼれ球を押し込み、C大阪はリードを2点に広げる。

 その3分後、愛媛MF赤井の深い右クロスをジョジマールにヘッドで叩き込まれて、1点差に詰め寄られたC大阪。それでも、その後すぐのプレーで愛媛を突き放す。香川の左ミドルがこぼれたところを、ペナルティーエリアまで詰めていた左サイドMF石神直哉が押し込み、貴重な3点目を奪う。これで試合をほぼ決めたC大阪は、76分にも香川のPK弾で第17節福岡戦以来となる1試合4得点をマーク。84分、またも右サイドから崩され、愛媛MF横谷繁にゴールを許したものの、結果的には4-2というスコアで勝利し、連敗していた悪い流れを断ち切った。

 同日湘南が敗れたこともあり、首位との勝点差を1に縮めたC大阪。ただし、試合後のレヴィークルピ監督の表情は厳しかった。「今日の試合で甲府は6点取っている。C大阪は4点しか取れていない。もっと点を取らなければならない試合だった」と他の上位チームを引き合いに出し、さらなる得点力アップをチームに求めていた。また、この日も2失点した守備面についても「まだまだ修正が必要」と、内容には満足していなかった。

 一方、「守備のほうでプラン通りいかず、ちょっと後手に回っていた」と試合を振り返ったのは、愛媛の望月一仁監督。「マルチネスのところで、ねらいが外されていたんで、あそこをどうやって抑えるかというところで、もうちょっと修正ができれば違ったと思う」と、相手の司令塔であるブラジル人ボランチを抑えきれなかったことを嘆いていた。攻撃面では少ないチャンスのなかでも2得点を奪い、精度の高さを見せ付けていた愛媛。だがしかし、「ゼロで守らないと試合にならない。結構、大量点を取られることがあるので、そこを修正して、攻めは今まで通りやりたい」とFW内村圭宏も、次節に向けて改善点を口にしていた。

 次節はC大阪がアウェイで5位の水戸、愛媛はホームでここ4戦3勝1分けの鳥栖と、ともに好調なチームとの対戦を控えるだけに、課題の改善が求められる。今回の一戦は、勝ったC大阪も、敗れた愛媛も、今後に向けて反省点が残る内容となった。

以上

2009.06.25 Reported by 前田敏勝
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