6月27日（土） 2009 J1リーグ戦 第15節
浦和 2 - 0 神戸　（16:03／駒場／18,777人）
得点者：2' エジミウソン（浦和）、42' 高原直泰（浦和）
スカパー！再放送 Ch183 6/29（月）11:00〜（解説：川本治、実況：八塚浩、リポーター：朝井夏海）
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●カイオジュニオール監督（神戸）：

「非常に興味深い試合。負けてはしまったが、フィフティフィフティの試合だった。前半の頭、そして前半の最後に失点をしてしまい、前回の広島戦と同じことが起こってしまった。こういった取られてはいけない時間帯に失点することによって、試合運びが難しかった。広島戦は後半の頭にチームが盛り返して、選手がリアクションを起こしてくれて、３点決めるようなことができたが、今回に関しては同じ物語ではなく、なかなかゴールネットを揺らすことができなかった。
後半に関しては、15分ぐらい経過して、我那覇とボッティを投入して、彼らも非常にいい攻撃をしてくれたし、チャンスも作ってくれていた。そのあとに岸田が交代で入って、彼も一対一の状況になったりというチャンスを作ることができた。そのチャンスを活かすことができれば、１対２、または２対２という引き分けの試合に持ち込めたと思うが、なかなかそのチャンスを活かし切れなかった」

Q:このような気候のなかで試合を行なうときに戦術的に一番大事な部分はどこか？
「基本的なことではあるが、水分補給というものは非常に大事になる。試合中こまめに取るということもそうだし、試合の前から水分補給することは大事になる」

Q:取られてはいけない時間帯に取られてしまうのは、どのあたりに問題があるのか？また決定力不足をどうやって解消していくのか？
「失点に関してはなかなかコメントしづらいが、まずは集中力の問題が大きいと思う。どうしても集中力が切れる時間帯なので、あえて気を付けて集中しなければならないということ。あとは相手の攻撃力の高さというところもある。我々がどう頑張っても、例えば相手の攻撃力が高ければ失点してしまうこともある。また、チャンスを活かせなかったことに関しては、一対一になったときにしっかりと落ち着きを持っているかということ。例えば後半に岸田が一対一になった状況があったが、少し落ち着きがなかったところで、なかなかゴールを決め切れなかった。そういったチャンスの時こそ、落ち着きが必要だと思う。
今年の取り組みとして、チームのキャラクターを変えようという志を持って我々は仕事をしてきている。昨年は非常にディフェンシブなチームだったが、それをオフェンシブなチームに変えていこうという取り組みをしている。１日でそういったキャラクターが変わるわけがないので、もちろん時間がかかることではあるが、サポーターの皆さんにもご覧いただいているように、チームは今変わろうとしていて、その成長している最中。やり方が固まるためには少し時間がかかるのではないかと感じている」

Q:何度か惜しい場面があったが、大久保選手の評価は？
「彼に関しては非常にクオリティが高くて、試合を変えられるような選手だと思う。ただ、チームに合流してまだ間もないので、コンディションの問題等もある。まだ100％の状態ではないので、もう少し時間をかけることによって、より彼のパフォーマンスは上がってくると信じている」

Q:アウェイで勝つために改善すべき点は？
「前半の頭に失点しないこと、前半の最後に失点をしないこと、そしてチャンスを活かすことです」

Q:守備面の問題について
「昨年のチームに関しては、まずはしっかりとディフェンスを固めるということ、そこからいい形でボールを奪ってカウンターで攻めるというサッカーだったと思う。
私がこのクラブからオファーをもらったときに、クラブの方からチームのキャラクターをオフェンシブなものに変えて欲しいという要望があって、私もそれを受け入れて、私のサッカーと合うと思った。
昨年はディフェンスするということに関して、攻撃にリスクを負わずに、ディフェンスをしっかり固めるというやり方だった。どうしてもキャラクターを変えるところで、攻めなければいけないので、そこはリスクを負って攻めることになる。そこのバランスをまだ見付けられていないと思う。もちろんディフェンスのところでまだ修正点はあるが、例えば現在の得点数を見ても、20ゴールを決めることができているし、本当にどちらにフォーカスして見るかというところになるかと思う。
実際に今日の試合のなかでも現れたチャンスの50％ぐらいで得点を決めることができれば、違った試合になっていたという風に思うし、そうなれば攻撃はよかったという話になる。あとは今後時間をかけていくなかでのバランス、攻撃力を高めることによって、同時にディフェンス力を上げるという考え方だと思う」

以上