6月27日（土） 2009 J2リーグ戦 第24節
横浜FC 0 - 2 草津　（19:03／ニッパ球／3,283人）
得点者：10' 櫻田和樹（草津）、49' 後藤涼（草津）
スカパー！再放送 Ch182 6/28（日）10:00〜（解説：瀬田龍彦、実況：山下末則、リポーター：高木聖佳）
☆勝敗予想ゲーム
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●樋口靖洋監督（横浜FC）：

「まずミスから失点を早い時間にして、自分たちからゲームを非常に難しいものにしてしまったという印象です。ただ攻撃の面では、何度かボールをしっかりと動かす中で相手のディフェンスの裏を突く、あるいはクロスからサイドを突くという形で、僕の中では決定機が4回から5回あったと思います。それは1つは、この前の札幌戦に比べればボールを持つ時間、それからゴール前に運ぶ形を作れたのは、1つの収穫です。ただ、ミスの仕方、1点目、2点目にしろ失点の仕方に関して言えば、第1クールの頃と同じようなミスを繰り返していると。正直、3歩進んで2歩下がるような状態が、この第2クールも続いています。自分たちの積み重ねの部分を続けながらも、こういうミスを繰り返していたら、なかなか勝点を重ねる戦いができないと思っています。
今度は1週間空きますので、もう一度リフレッシュした状態からチームの課題を洗い出して次の3連戦に臨みたいとおもいます。以上です」

Q:結果は0-2ですが、ボランチを中心にチームとしての戦い方はできたと思いますが、八角選手、須藤選手の今日の評価はいかがでしょうか？
「キャンプの頃はこの2人でよくやっていたので、違和感なくできたと思います。特に役割分担として、八角が非常にボールを奪ってバランスを取り、須藤が出て行くという形は、いくつか見れたかなと思います。そのボランチを中心にボールを動かすということは、ある程度できたと思います。ただ、まだまだ須藤なんかはミスも多いし、終盤になると2人とも動ききれないというスタミナ面も含めて、もうワンランクレベルを上げないといけないと思います」

Q:前目でボールを奪ってショートカウンターをする場面が多かったですが、狙い通りに取れたのか、それとも相手のミスによるものなのか、その辺の感触はいかがでしょうか？
「前半の15分ぐらいまでは、相手が長いボールをダイアゴナルに入れてセカンドボール勝負ということで、僕らが後手に回って、いい奪い方はできなかったと思います。ただ、その部分に慣れて両サイドハーフが絞ることによってセカンドボールを拾い始めてからは、割と狙って、むしろ蹴られた後にコンパクトな状態からボールを奪って出て行くという、あるいは相手のポゼッションにもある程度意識してボールに出ながら奪っていったというシーンは作れたと思います」

Q:最初の交代で中野選手を投入した意図と、中野選手の投入から次の交代で2枚入れるまでに時間がありましたが、その時間の攻撃の意図と、時間が空いた理由を教えてください。
「1枚目の交代に関しては、ディフェンスの選手を外して、片山を左サイドに下げて攻撃の人数を増やしたと。いわゆる前に圧力を持って攻撃的にいきたいという意図がありました。その後のカードの切り方に関して言えば、その状態でチャンスが作れ始めたと。それで、まず今日チャンスが作れた要因は、相手のボランチの脇でボールを引き出した時にチャンスができていた、それを誰が担っていたかというとカズがその間で受けて、ボールを引き出していたと。それをカズの体力的な部分を含めて、いつ代えるかということについて考える部分はあったんですが、攻撃のリズムを作るという部分であの時間まで引っ張りました」

Q:ロングボールを蹴られて下げさせられている時に、FWも下がってコンパクトにするというのは意図的なものでしょうか？
「それは、意図的にやっています。それをしないと、逆に取ったボールが前につけたとしてもサポートに時間がかかるので、しっかり前につけて、さらに攻撃面でも近い距離を保ちたいということです。この前の札幌戦、そして今日と、その面を意識してやっています」

Q:4、5本決定機があったということで、それ以外にもチャンスも芽は沢山あったと思うのですが、決められないというところはどのように解決しようと考えていますでしょうか？「まずは、個々のクオリティを上げるしかないですね。ラストパス、ラストのコントロールというずっと言っていること。これは1人、1人がレベルをあげること。それと、ボックスの周辺で1対1で仕掛けている状況が時間として長いと。もう1枚が追い越す事によって2対1の状況でかわしやすくしたりだとか、追い越す選手がフリーになる状況を作らないと、チャンスの芽が実を結ばなくなってくると思います」

以上