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【J2:第26節 愛媛 vs 札幌】レポート:課題をクリアしても勝てなかった愛媛。チーム一丸で、後半の逆転に成功した札幌が7試合ぶりの勝利をつかむ。(09.07.09)

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7月8日(水) 2009 J2リーグ戦 第26節
愛媛 1 - 2 札幌 (19:04/ニンスタ/1,744人)
得点者:38' 内村圭宏(愛媛)、81' 上原慎也(札幌)、84' 芳賀博信(札幌)
スカパー!再放送 Ch181 7/9(木)12:30〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
勝敗予想ゲーム
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失点が続いていた立ち上がり15分の時間帯を、いかに乗り切るか。愛媛が抱えていた課題は明確で、選手たちはそれをクリアした。練習で確認してきたようにラインを高く保ち、これまでのように失点を意識するあまりズルズルとラインを下げることもなかった。事実、前半38分に訪れたFW内村圭宏の先制点は、いい時の愛媛らしさがあった。FWから連動してプレスに入り、札幌のミスを誘うとサイドチェンジから右サイドの大山俊輔が突破にかかる。DFに得意とする右足をケアされると、切り替えして左足でゴールへ向かう鋭いクロスを入れる。「その前にも切り替えしていたし、ゴール前に走れば自分を見てくれていた」と内村は振り返ったが、2人の意図が一致してゴールが生まれた。

それでも、愛媛は勝点3を得られなかった。「前半は今季一番悪いくらい、戦う気持ちも技術的にも何もなかった」と石崎信弘監督は振り返ったが、愛媛は後半、その札幌の猛攻にあう。石崎監督が「前半は相手の戦い方をじっくり見て、3−5−2でもいけると判断してシステムとメンバーを変えた」と指摘した通り、札幌はFWに中山元気を投入し勢いを増すと石井謙伍、上原慎也とベンチにいたFW3選手を続けて投入。前線からの圧力を増す一方で、クライトンが中盤の低いポジションからゲームを組み立てると愛媛はそれを捕まえ切れず、試合の流れは札幌に移った。

そして同点ゴールが生まれたのは後半36分。札幌は速攻から右サイドの芳賀博信が折り返し、中央でクライトンがヒールキック。そこに上原が飛び込み、愛媛のゴールネットを揺らした。愛媛もカウンターで応戦したがチャンスから一転、再び警戒していた札幌の素早い攻守の切り替えから逆転ゴールを許す。後半39分、クライトンから左サイドの上里一将へつなぐと、クロスに合わせたのは逆サイドから走りこんだ芳賀。「サブの選手が出て決めるような試合をすることは、昇格するための条件」と中山は試合後に語った。スーパーサブとして出場を重ねてきた上原、5試合ぶりのスタメンをつかんだ芳賀ら普段は出場機会に恵まれない選手たちの活躍がチームに7試合ぶりの勝利をもたらした。

逆に今季最多タイとなる4連敗となった愛媛も、内村が「前から行くと後ろもついてきていたし、そういう声も出ていたところはこれまでと変わったと思う」と振り返ったように、上昇に転じるキッカケはつかんだはず。あとはチームとしてそれを継続するとともに、「それぞれが勝ちたい気持ちや責任感を持たないと。終盤にやられたのでもう一度、個々の役割を見直さなければならない」とGK加藤慎也が語るように、選手全員が日々のトレーニングからレベルアップを続けるしかない。

愛媛の次節は中3日でアウェイ・岐阜戦。前回のホームゲーム・鳥栖戦(第24節)では前半10分で三上卓哉が負傷退場、今節は4分で高杉亮太を欠いた。苦しいチームに追い打ちをかけるようにアクシデントが続くが、この日の札幌のように、愛媛はチーム一丸となって勝点3を呼び込む努力を続けるしかないだろう。

以上

2009.07.09 Reported by 近藤義博
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