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【J2:第27節 岡山 vs 鳥栖】プレビュー:「好調な鳥栖」よりさらに厄介な「反省した鳥栖」を相手に、岡山は自らの音楽を奏でられるか?(09.07.12)

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7月12日(日)J2 第27節 岡山 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/岡山
スカパー!生中継 Ch172 18:50〜(解説:野村雅之、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
勝敗予想ゲーム
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岡山は前節、1週間のインターバルを経て徳島戦に臨んだが、「ここ数試合の中では一番チャンスが少なく、内容的にあまり良いとは言えないゲーム」(手塚聡監督)に終始し、1-0で敗れている。対する鳥栖は、ダークホース・ナンバー1の存在感で、第20節以降を5勝2分と勢いよく飛ばしている。

「内容がよくなかった」徳島戦だが、その前半で岡山は音楽的な、リズミカルな攻撃を展開していた。例えば左サイドで小林優希がボールを持つと、左SBの田所諒がオーバーラップ、すると反対サイドの右SB・澤口雅彦も上がる、といった具合に。各エリアに音楽でいう倍音が生まれ、これらが美しいハーモニーとなってゴールへと向かっていた。それなのに勝てなかった。正確に言えばゴール前に持ち込めなかった。「パスコースを増やしたり、相手をいなすところのミスが非常に多かった」。その結果として、「自分たちのリズムを自分たちで壊して、後手後手に回ることが多くなった」というわけだ。岡山の音楽はいまだ未完成である。

一方の鳥栖は、引き分けに終わった前節・岐阜戦の後半には、よもや失速? と思われるようなシーンもあった。これらは岐阜の秀逸な守備に拠るところも大きいが、中盤でパスコースを阻まれ、セカンドボールを奪われることが多く、前半5分に先制点を挙げたトジンとハーフナー・マイクとの2トップのコンビネーションも、徐々に怪しくなり、ハーフナー・マイクに送られたボールはことごとく岐阜に拾われていた。しかし、立て直してアウェイに乗り込んでくる鳥栖は、単なる「好調の鳥栖」よりも気合いの分だけ、さらに厄介な相手となる。

第25節の九州ダービーで、鳥栖に対して福岡は、現在の岡山と同じ布陣〈4-2-3-1〉をとった。これは鳥栖のボランチ・高地系治、高橋義希らの中盤と、ハーフナー・マイクと山瀬幸宏の2トップを分断させる意図があったらしい。これに対して鳥栖は、徹底してハーフナー・マイクをターゲットとするロングフィードを送り、福岡の中盤が緩んだところで作戦を変え、左SH・島田裕介、右SH・武岡優斗が有効な動きをして得点も決めている。このような重層的な攻撃で鳥栖は、3-1で福岡に勝利。今節も同じ流れが予想されるが、今の岡山の攻守の切り替えの早さなら、何とか対応出来るはずだ。

岡山は鳥栖のロングフィードと裏への抜け出しに警戒し、セットプレーのチャンスを与えないよう堪えながら、こぼれ球を確実に自分のものにするという岐阜の戦法や、2トップを連係で抑え込み、スコアレスドローとした富山の戦法から学ぶしかない。徳島・美濃部直彦監督から、「岡山に対しては2トップが効果的」と指摘されてしまったが、岡山の最終ラインは今が奮起のしどころだ。

以上

2009.07.11 Reported by 尾原千明
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