スカパー!生中継 Ch185 17:50〜(解説:長谷川治久、実況:谷口広明、リポーター:森田純史)
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☆湘南側プレビュー
セレッソ大阪第2クール最大の山場がやってくる。クラブとして「ガチ!対決」と位置づけているホームゲーム上位直接対決第2弾。現在2位のC大阪は、勝点1差で首位に立つ湘南を長居スタジアムに迎えて、文字通りの首位攻防頂上決戦に臨む。
「この試合は本当に大事。ホームでできるし、(第1クール)アウェイで負けているので、しっかりと借りを返すためにも、勝ちたい」と、強い意気込みを語ったのはMF香川真司。彼の言うように、C大阪は今季最初の湘南戦で、0-1と惜敗。敵地で主導権を握りながら、カウンターから先制されると、そのビハインドを最後まで取り戻すことができず。対戦当時は首位だったC大阪が、結果的にその座を引き摺り下ろされた形となった。だからこそ、「1回負けているし、首位に立つ、優勝するためには、絶対に勝たなければいけない」(DF石神直哉)と、C大阪の選手たちはこの一戦に闘志を燃やしている。
しかし、C大阪はこの重要な試合で、ハンデを背負うことに。今季11ゴールを挙げ、香川とともに攻撃の要として活躍しているMF乾貴士と、カイオの負傷後に1トップで働き続けた長身FW小松塁の主力2選手を、累積警告による出場停止で欠くことになる。
ただ、この試合からピッチに戻ってくる選手もいる。ひとりは、ケガから驚異的な回復を見せて、トレーニングでも溌剌とした動きが目立つFWカイオ。第14節草津戦以来の先発が濃厚だ。「いい調子になってきている。出場はレヴィー(クルピ監督)の采配次第だが、出ることができればチームの勝利に貢献できるよう一生懸命頑張りたい」と、すでに臨戦態勢は整っている。ブラジルでのリハビリから6月下旬に再来日後、焦る気持ちを必死に抑えながら、慎重にこの大事な一戦に向けて調整を続けた。今では強烈な左足シュートも戻っている。サッカーに飢えている「野獣」が、いよいよ解き放たれる。
そして、もうひとりは、累積警告による2試合出場停止から戻ってくるMFマルチネス。ずば抜けたキープ力、パスセンス、そして強烈な左ミドルを打つことができるブラジル人ボランチの復帰は、間違いなくチームにプラスの力を与えてくれるはず。「相手が引いてブロックを作って守ってきても、低い位置からマルチネスがシュートを打てば、相手を引き出すことができる」と、香川も期待を寄せている。「おそらく湘南はアジエルも含めて全体で激しくプレスに来るだろう。でも、こっちもしっかりアプローチして、どんどん攻めて、ボールを持ちながらでも前にプレッシャーを与えたい」と述べるマルチネス。クールな10番も、3試合ぶりの実践、宿敵との決戦を待ち焦がれている。
一方で、C大阪が湘南に対して気をつけたいのは、前回やられたカウンター、そして第1クールでは出場停止で欠場していたアジエル、田原豊が戻って、より強力となった湘南攻撃陣。「ウチのディフェンスがしっかり機能すれば、マルチネスが帰ってくることもあり、トータルで抑える自信はある」というレヴィークルピ監督も、「速いカウンター、個人の力のあるアジエルには気をつけなければいけない」と警戒している。DFの要のひとり、前田和哉も「こっちから(取りに行って)仕掛けるとやられるので、(守備には)粘り強さが必要」と、チームとして第25節仙台戦のような集中した守備を心がけることを誓っている。
それでも、「湘南に勝てば首位に立てるし、リーグ戦を優位に運べる。昨年、一昨年とチャンスの試合を落としているので、今度こそ気持ちで負けず、内容でも満足できるような試合で勝ちたい」と前田。アウェイ戦では屈辱を味わったが、今度はホーム長居での戦い。J2トップの54得点を叩き出す自慢の攻撃力を、今こそ湘南に見せ付け、今季最多が予想される大観衆、サポーターに白星をプレゼントしたいところ。湘南には昨シーズン、ホームで2連勝するなど、もう過去のような苦手意識はない。激しい試合は覚悟のうえで、C大阪はこの夏の決戦に、全力で勝ちに行く。今はこの大一番が、待ち遠しくて仕方ない。
以上
★J2 6'n Roll特設ページ
2009.07.11 Reported by 前田敏勝













