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【J1:第17節 新潟 vs 川崎F】レポート:明暗を分けたロスタイム。4連勝を逃した新潟と勝点を拾った川崎F(09.07.12)

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7月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第17節
新潟 2 - 2 川崎F (19:03/東北電ス/36,810人)
得点者:36' マルシオリシャルデス(新潟)、50' 谷口博之(川崎F)、63' 松下年宏(新潟)、89' ジュニーニョ(川崎F)
スカパー!再放送 Ch183 7/12(日)14:00〜(解説:古俣健次、実況:鈴木英門、リポーター:内田拓志)
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首位鹿島を追う2チームの直接対決は、2-2の引き分けに終わった。新潟がリードし、川崎Fが追いつく展開。後半18分、新潟は松下年宏のゴールで2-1と勝ち越し。21分には川崎Fが退場者を出し、数的優位に立つなど新潟は逃げ切りの態勢が整った。だが、ロスタイム、川崎Fはジュニーニョのゴールでドローに持ち込んだ。

分け合った勝点1。ただ、その感触はそれぞれ違ったものだった。新潟には憔悴(しょうすい)が、川崎Fには高揚が残った。「アウェイの引き分けを次につなげたい」。淡々としながらも、どこか安堵(あんど)した様子の川崎F・関塚隆監督。新潟・鈴木淳監督は「数的優位な状況にも関わらずリードを守りきれなかったのは残念」と表情は硬かった。

明暗を分ける瞬間がやってきたのは後半のロスタイム。川崎Fは右サイドのスローイン。井川祐輔が入れたボールを拾ったジュニーニョがドリブルで内に切れ込む。新潟の守備陣をかわして、ほぼ正面に走り込んだところで左足を一振り。川崎Fサポーターの大歓声を誘った。「その状況に応じて、判断を速くしている」。相手の足が止まったすきを逃さずにドリブルを仕掛け、迷いなく放ったシュートだった。

そこまでは川崎Fの負け試合の展開だった。アウェイで先制を許し、追いついては引き離される。しかも勝ち越された直後の後半21分には、森勇介がこの試合2枚目のイエローカードで退場。戦況は明らかに不利だった。

ただ、選手の気持ちは切れていなかった。前節の鹿島戦。退場者を出して1人少なくなった鹿島を1-0でリードしながら、追いつかれてドロー。「あの試合で鹿島の選手はあきらめていなかった。それを思い出した」。中村憲剛は前節の苦い経験を支えにした。中村たけでなく、チーム全体がそうだった。これで2試合連続のドロー。ただ、中村が「前節と今日の試合を今後につなげたい」と言うように、チームが上昇に転じるための要素が詰まった勝点1だった。

逆に新潟にとっては敗北に近い引き分けだった。「もったいないです」。後半、一時勝ち越しになるゴールを挙げた松下は、悔しさをあらわにした。

前半36分にマルシオ・リシャルデスのFKで先制。後半に追いつかれるが、すぐにリードしなおす。攻撃は大島秀夫のポストプレーから素早くボールをつないで前線に人数をかけた。攻守の切り替えも早く、守備はしっかりとブロックを作って川崎Fの個人技に対処。「試合の流れは悪くなかった」。大島が言うように、自分たちの持ち味を発揮し、思い通りのペースで試合を進めていた。

それでもほころびが出た。ロスタイムに入る直前、前がかりになってはミスでボールを奪われてカウンターを食らう。このパターンが続いた。その流れの中ですきを突かれ、土壇場で追いつかれた。「相手は1人少ない。ボールを回すとか、相手のゴールに近いところでプレーするとか、考えなければならなかった」と松下。勝ち切るための一工夫のなさ、集中しなくてはならない時間帯でのミス。握りかけていた勝点3を手放した要因は自滅だった。

新潟は連勝が3でストップ。対川崎F戦のホームでの連勝も10で途切れた。しかもセンターバックの千代反田充、MFマルシオ・リシャルデスが次節は出場停止。引き分けという結果以上に失速した感は否めない。川崎Fは、勝利までは至らなかったが、10連敗中の「鬼門」を、勝点を手にして通過。勢いはつく。

もっとも、ともに首位鹿島とは勝点で10の差をつけられた。浦和に抜かれて順位も1つずつ下降したというのが現実。首位戦線を活性化させるためにも、次節以降の奮起が期待される。

以上

2009.07.12 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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