7月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第17節
横浜FM 1 - 2 山形 (19:03/ニッパ球/13,185人)
得点者:2' 坂田大輔(横浜FM)、79' 西河翔吾(山形)、85' 小原章吾(山形)
スカパー!再放送 Ch185 7/13(月)10:30〜(解説:水沼貴史、実況:倉敷保雄、リポーター:中願寺香織)
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前半を終えた時、ある試合のことが想起された。それは5月末のヤマザキナビスコカップの大分トリニータ戦。横浜F・マリノスは前半を終え、1点リードした。しかし、後半に入り、相手に逆転され、最後は松田直樹が得点を決め、辛くも同点に追いついたゲームだ。
舞台もこの日と同じ、ニッパツ三ツ沢球技場。相手も格下のチーム。そしてゲーム内容的にも先制点奪取後、「何となく追加点をとりに行こうとしていた」(中澤佑二)部分で、大分戦と似ている。ただ、相手は8戦未勝利だったモンテディオ山形。そう簡単にやられるはずはないと思っていた。それが逆転負けを喫してしまうとは…。
試合開始2分。狩野健太の縦パスから渡邉千真がシュート。こぼれ球を坂田大輔がプッシュし、あっさり先制する。その後もしばらくは横浜FMが個の力の差を見せ、試合を有利に進める。しかし、「攻めるのか引くのか、中途半端になっている」(木村浩吉監督)ためか、前半からピンチを招くように。前半だけで4度の決定機を作られている。
なかには後半の失点に繋がる前兆もあった。43分、山形は左CKからファーで秋葉勝がフリーでヘッド。この時は渡邉がクリアしてしのいだが、大事な場面でのマークの甘さが気になる。
そして後半の2失点も、ともにセットプレーからだった。79分、右CKを途中出場の山形・財前宣之が蹴り、中で走りこんだ西河翔吾が豪快なヘッドによる同点弾を叩き込む。
次に85分。財前の右FKのファーへのクロスを、西河が頭で折り返し、中で小原章吾が詰めた。これが山形の決勝点となったのである。その際も西河はフリーの状態。横浜FMは山形が「前半からセットプレーでファーが空くと認識していた」(財前)ことを、まんまと生かされてしまったと言える。
後半、横浜FMにも絶好機があった。76分、小宮山尊信がカウンターからドリブルで突き進み、豪快な左足シュートで左ポストを叩く。
ただ、それ以外、山形の粘り強い守備もあり、攻撃が組み立てられず、ゴールは遠かった。そして試合後、サポーターからの痛烈なブーイングを選手たちは浴びたのだ。
山形は4月29日の大宮アルディージャ戦以来となる勝利。詰め掛けたサポーターたちは喜びを爆発させた。選手たちには安どの表情が浮かぶ。古巣相手に決勝弾を入れた小原は「最高です」と、久々の白星を噛み締めた。試合中に存在感を見せつけたのはFW長谷川悠。相手の屈強なDFと互角に渡り合い、攻撃の基点となっていたのが印象深い。
一方の横浜FMは正直、ふがいない。この日、唯一の収穫はリーグ戦初先発を飾った天野貴史が及第点のプレーを見せたことか。選手たちに「心のスキはなかった」(小宮山)とは思うが、「自分たちが勝とうという気持ちが足りないと思う」(飯倉大樹)というのが痛い。
中3日でヤマザキナビスコカップ準々決勝・G大阪戦を迎える。そこで勝つには、まず本当の意味で、気持ちの入れ替えが必要だ。
以上
2009.07.12 Reported by 小林智明(インサイド)
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