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【J2:第28節 徳島 vs 水戸】レポート:水戸に敗れた徳島、今季初の連敗。一刻も早いチーム全体の底上げが求められる。(09.07.18)

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7月17日(金) 2009 J2リーグ戦 第28節
徳島 0 - 2 水戸 (19:04/鳴門大塚/1,913人)
得点者:72' 吉原宏太(水戸)、86' 菊岡拓朗(水戸)
スカパー!再放送 Ch180 7/18(土)12:30〜(解説:田渕龍二、実況:三宅きみひと、リポーター:藤原美佳)
勝敗予想ゲーム
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「前節の大敗からこのゲームに賭ける気持ちは皆一緒だったと思う」と三田光は試合後語ったが、その言葉通りこの一戦において徳島の選手たちは勝利を追い求める姿勢を非常に強く見せた。前節東京Vに打ち砕かれた自信とプライドを再び取り戻すべく、ピッチ上の全員が懸命のプレーを続けたと言えよう。しかし、望んだ結果は得られなかった。前半からのハードワークが疲労になって現れ始めた70分過ぎ、守備のバランスが崩れたところを水戸に突かれて失点。さらに試合終了間際にもPKで加点された徳島は、ここまで4連勝と得意にしていたホームで無念の敗北を喫してしまった。

試合全体を振り返れば、流れは多くの時間で徳島が握っていたと言っていいだろう。開始直後こそ自陣バイタルエリアで不用意にボールを失い大ピンチを迎えたが、それを乗り切ったチームはその後徐々にシフトアップ。並々ならぬ勝利への意欲をエネルギーとした前線からの厳しいプレスと鋭い出足でボール支配を高めていった。またこの一戦での徳島は素早い攻守の切り替えも取り戻す。特に10試合ぶりにスタメンへ名を連ねた筑城和人の右サイドは活発で、彼が再三前の米田兼一郎を追い越すロングラン。美濃部直彦監督も「気迫やアグレッシブさを感じた」と評価した動きで何度もチャンスメイクを試みた。

ただ、そんな徳島も得点機と呼べるほどの形までは作れない。水戸のペナルティエリア付近へ幾度となく押し込みはするものの最後の工夫と精度を欠き、また大和田真史を中心とする水戸守備陣の固いブロックにも遭って、なかなかゴールの匂いを漂わすことは出来なかった。まさにチームは「もうひとつ決定的なところまで運べなかった」という三木隆司のコメントそのままのもどかしい状態であったと言えるだろう。

すると折り返して迎えた後半半ば、飛ばし気味のペースで戦ってきた徳島に明らかなペースダウンが見え始める。どの選手の足にも重さが感じられるようになったことで前線から中盤のチェックが弱まり、加えてボランチと最終ラインの距離感もスペースを空けてしまう不安定なものとなっていった。そしてついに徳島は冒頭の苦いシーンを迎えることに─。72分、水戸の小澤雄希に右サイドをドリブルで破られ折り返されると、ゴール前スペースへ飛び込んできた吉原宏太に鮮やかなダイビングヘッドで決められ先制を許す。しかも試合終了が近づいた86分には、再び右サイドのスペースを今度は菊岡拓朗に使われた結果、ぺ スンジンがPKを献上…。それによりビハインドを2点とされると、もう完全に足が止まってしまっていた徳島としてはこの時点で万事休すであった。

こうして敗れた徳島だが、現在のチームは開幕前から心配されていた問題に直面していると言わざるを得ないだろう。その問題というのは、十分でない全体の底上げ。
今季の徳島はシーズン前の大きな戦力補強で加入した三木、三田、徳重隆明、羽地登志晃らベテラン勢が軸となっているが、その彼らの疲れが今ピークに達しているのだ。実際今節はそれを考慮し徳重が初めてベンチスタート。意図的とは言え、替えのきかない彼がスタメンを外れたことが何よりその深刻さを物語っている。それだけに美濃部直彦監督も「新しいパワーになる選手がもっと出てこなければいけないというのはシーズン前から言っていたことなので、そういう意味ではそこがまだまだ足りないということではないか」と語ったが、今こそバックアップ選手たちの頑張りが求められると言えよう。今季初の連敗という悪い流れを断ち切るには次節すぐにもそれが必要となる。

対して、主導権を握られながらも結果をしっかり手にした水戸にしてみれば、チーム全体のさらなる自信に繋がる白星となったに違いない。チーム得点王・高崎寛之を欠いた中でも2ゴールを奪い取ったばかりか、守備陣は4試合連続完封といい状態を継続して見せた。そのチームには木山隆之監督も「90分通してハードワーク出来たのは我々の方だったと思うし、勝つことに対して執念を持ってやれたのも若干我々の方ではなかったかと思う」と自信を覗かせたが、いずれにしても水戸は上位追撃が出来るだけの力を着々と積み上げている。それだけに今後はいっそう注目すべきチームとなりそうだ。

以上

2009.07.18 Reported by 松下英樹
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