7月26日(日)J2 第30節 横浜FC vs 東京V(18:00KICK OFF/ニッパ球)
スカパー!生中継 Ch185 17:50〜(解説:前田秀樹、実況:山下末則、リポーター:高木聖佳)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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この試合で対戦する横浜FCと東京Vは、色々な意味で対照的な状況に置かれている。横浜FCは、個の力では卓越したストロングポイントがない中で、組織的な守備と攻守の切り換え、そして追い越す動きを多用するサッカーを狙っていたが、結果が出ないことでチームが悪循環に陥っている。一方の東京Vは、全てのポジションに優れた個の力を配置し、なおかつ高木琢也監督らしさが見事に表現されているバランスのよいサッカーが実を結び、第2クールに急上昇中。昇格戦線をうかがう勢いだ。試合前日朝のTOTOでの投票率は東京Vの勝利が80%以上と、下馬評では東京V有利となるのも仕方がない。
しかし、横浜FCと対戦した相手監督も時に口にすることであるが、チームとしてのポテンシャルにそれほど大きな差があるわけではない。むしろ、結果が出ないことが心理面に影響して、勝負どころでのミスに直結する悪循環が課題となっている。前節の鳥栖戦も、前半は狙い通りのサッカーをしているにもかかわらず、前半終了と後半の立ち上がりという大事な時間に、集中力を欠くプレーから隙をつくり失点してしまった。「甘さがどうしても出て、その隙を突く力を持っている相手にはやられてしまう。うちは隙を見せて相手に突かれて、逆に相手の隙を突くだけの力がないのが現状。上位のチームは本当に隙が少ないし、隙を見逃さない、だからこそ上位にいる。僕らが隙を見せてはいけないのは大前提」(樋口靖洋監督)と、90分間の中で集中力を切らさないプレーを続けることが、勝点への入口になる。
その上で、東京Vを上回るためのキーワードは数的優位。指揮官は、「個人の能力に対しては数的優位を作らないと対抗できない。相手の方がボールを持つ時間は長くなるかもしれないが、その場合には守るエリアをしっかりとコンパクトにして、数的優位をつくるようにしないといけない」と、チームとしての守り方をいかに徹底するかがポイントだ。ただ、単にゾーンを下げるだけでは意味がない。「第1クールの対戦では、完全にうちのディフェンスラインが下がって、逆にコントロールされてスペースを使われて、タイミングを計られて裏に抜け出された。第1クールの前半のような戦い方をしていては、今のヴェルディだともっとやられる」と、意識を極限まで高めた中でのコンパクトな守備が求められる。その上で、ゴールの鍵になるのは、押し上げのための前線でのタメだ。その役割を果たす選手として、いやでも3試合目の安孝錬に期待が掛かる。J2デビュー後からいきなりの連戦でコンディション調整では苦労しているが、「中3日空くので、鳥栖戦よりは良い状態になるはず。コンディションが上がれば、自然とコンビネーションも良くなってくると思う」(安)というように、安を絡めたコンビネーションを数多く出せるようであれば、チャンスをモノにできる可能性は高まる。横浜FCにとっては、針の穴に糸を通すような試合になるが、集中力を切らさずに一瞬の隙をモノにする、その作業を続けていきたい。
一方の東京Vは、昇格圏への進出を誓って必勝を期した前節の甲府戦で、一度は大黒のゴールで追いつくものの、終了間際の失点で悔しい敗戦を喫した。甲府のプレッシングに自らの良さを消された形になったが、それでもポテンシャルの高さは示すことができたし、力と力の勝負を演じたのも確か。それだけに、敗戦後のこの試合が大事な試合であるという意識を十分に高めて試合に臨むはずだ。第1クールでの対戦では、2分大黒、13分林と早い時間に立て続けにゴールを奪い、ゲーム自体の主導権を完全に掌握した。昇格争いに向けて弾みをつけるためにも、前回の対戦と同様に立ち上がりから勢いを見せつけたいところだ。
下馬評とは関係なく、どんなチームでも、集中を切らさないプレー、隙を突くプレーがないと勝利はおぼつかないし、これらのプレーを続けられれば結果はついてくるもの。そういうプロフェッショナルなプレーが展開される90分を期待したい。そして、是非ニッパツ三ツ沢球技場に足を運んで、プロフェッショナルなプレーをする選手への熱烈なサポートをお願いしたい。
以上
2009.07.24 Reported by 松尾真一郎
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第30節 横浜FC vs 東京V】プレビュー:数的優位を作り続けるしかない。個の力とバランスが結晶した東京Vに対して、横浜FCの勝点への唯一の道は90分間隙を作らない集中力。(09.07.26)













