7月26日(日)J2 第30節 熊本 vs 福岡(18:00KICK OFF/熊本)
スカパー!生中継 Ch186 17:50〜(解説:池ノ上俊一、実況:山崎雄樹、リポーター:山田法子)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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鳥栖、熊本との間で年間6試合を戦う九州ダービー。その戦いが再びやってくる。どんな状況であれ、勝利だけが求められる戦い。篠田善之監督も「同じ九州のクラブには負けられない」と常々口にする。今シーズン、福岡は九州ダービーでまだ勝ちがない(0勝2分1敗)が、クラブの意地と誇りをかけて、クラブに関わるすべての人たちの思いを背負って戦うダービーで、これ以上、九州内のチームの後塵を拝するわけにはいかない。勝利に対する気持ちが強い方が勝利を手にするのがダービー。ただ勝利だけを目指して、福岡は熊本県民総合運動公園陸上競技場に乗り込む。
さて、その熊本戦を福岡はどう戦うか。まずは前回の戦いを振り返ってみたいと思う。
熊本との第1戦を終えて、「狙い通りの前半。悪夢のような後半。福岡、大事な試合で勝点2を失う」と題したレポートを書いた。そのタイトル通り、前半は相手にボールを持たせる形でゲームをコントロール。そして流れが傾いたところで城後寿のワールドクラスのゴールで試合をリードした。だが、後半はミスを繰り返してリズムを失うと、熊本のキーマン中のキーマンである藤田俊哉に、いいようにボールを裁かれ、熊本のパスワークに翻弄された。熊本の反撃をPKによる1点に抑えてドローに持ち込んだものの、トータルの試合内容では熊本に圧倒された印象が強く残る。
前回の対戦が物語るように、福岡にとって勝利の鍵は熊本のパスワークを封じること。言いかえれば、藤田俊哉をどこまで抑えられるかということに尽きる。巧みなポジション取りでボールを引き出す藤田を抑えることは決して簡単なことではないが、その動きをベテラン久藤清一と、大型ボランチとして期待がかかる城後のダブルボランチが、どういう駆け引きでプレーに制限を加えていくのかが最大の見所になる。ただし、藤田だけに気を取られてしまっては相手の思う壺。藤田へのパスの出しどころに対して、素早いアプローチから連動した守備でプレッシャーをかけることも怠ってはならない。
それでも、中盤の守備に課題を抱えている現状を考えれば、パスワークに長ける熊本にボールを持たれる時間帯が長くなることはやむを得ないことだろう。今の状態で不用意に飛び込めば簡単に入れ替わられて、ダイレクトパスを多用する熊本のパスワークに翻弄されることになる。藤田俊哉という要所を押さえながら、最終ラインを高く保ってコンパクトなゾーンを形成し、丁寧に中盤のポジションを動かしながら守備バランスを保ち続けなければならない。いわゆる、どこまで我慢が出来るかというのが2つ目のポイントだ。
そして3つ目のポイントには勇気を上げたい。ここ3試合で2勝1分と結果を残している福岡だが、その内容は決して満足のいくものではない。手堅く戦う意識が強すぎて、ただ守ることだけに意識を集中させた戦いを続けているからだ。今は結果が出ているが、ただ引きこもって、向こうからチャンスがくるのを待っているような戦い方では九州ダービーを勝つことなど出来はしない。チーム状況を考えれば手堅く戦うことはやむを得ない選択だが、その中でも、ボールを奪ったときは積極的に攻撃を仕掛ける勇気が必要だ。篠田善之監督も、「どこかでリスクを負わないと得点が取れない。手堅くゲームは進めるけれど、ボールを奪ったら勢いを持って前へ仕掛けることや、迫力のあるプレー、ボールを追い越す動きをやらなければいけない」と話す。
そして、今回のダービーは、今後のリーグ戦をどう戦うかという意味でも、非常に重要な試合になる。「ここ3試合の成果を本物にするためには絶対に勝たなければいけない試合。順位とか、勝点とか関係なく、アビスパとして積み上げてきたこの3試合を成果につなげるためには負けてはいけない。負けるようなら、この3試合の成果が無になってしまうくらい重要な試合」(丹羽大輝)。福岡にとっては、勝点3以外の結果はいらない。
そんな試合に向けて、柳楽智和と田中佑昌が怪我のために戦線を離脱したことは大きな痛手だ。だが、その影響で勝利が得られないのであれば、それまでのチームだったということ。代わりに出る選手が怪我の選手をカバーできないようであれば、これから先のリーグ戦は戦えないし、ましてや、気持ちと気持ちのぶつかり合いである九州ダービーに勝てるわけはない。ピッチに立つ11人、ベンチに座る5人。そしてピッチの外から試合を見守る選手たちを含めて、福岡は戦えるチームであることを九州ダービーで示してほしい。そして勝点3を積み上げてほしい。福岡を支える全ての人たちが、それを望んでいる。
以上
2009.07.25 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
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