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【J2:第30節 甲府 vs 仙台】仙台側プレビュー:サーレスも合流し、ようやく期待の役者が揃った仙台。苦手の小瀬で、激闘の7月を締める勝利を。(09.07.26)

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7月26日(日)J2 第30節 甲府 vs 仙台(18:30KICK OFF/小瀬
スカパー!生中継 Ch183 18:20〜(解説:塚田雄二、実況:酒井康宜、リポーター:桜井和明)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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甲府側プレビュー

 前節湘南戦の後半ロスタイム、中原貴之の難しいヘディングシュートがバーを直撃した後、ネットに吸い込まれていった瞬間…あれから3日が経った今も、スタジアムを文字通り「揺らした」歓喜の叫びの音圧は、体に、鼓膜に、生々しく残っている。
 その心地よい感覚をサポーターからの贈り物として胸に秘めつつ、激闘の7月の締めくくり、仙台はアウェイ甲府の地に乗り込むこととなった。

 入れ替え戦のルールがあった昨年までなら、2位と4位が天と地の開きで、間の3位はその中間。いわば「壁の上に立つ状態」というところだった。だが入れ替え戦が無くなった今季は、3位と4位との間を境に、まさに天国と地獄がくっきりと分けられる構図である。
 甲府が前節、東京Vに勝利したため、もし仙台が湘南相手に引き分け以下で終わっていれば、順位が逆転した状態での対決となっていたのだが、前述の中原のゴールによって仙台も首位クラブから勝点3をもぎとることができたため、かろうじて「天国側」で、この直接対決を迎えられた。とはいえ勝点差はわずか1。今節の結果によって、ヘタをしたら仙台がこの時期に「楽園追放」となることに、何ら変わりはない。
 まだシーズンは3分の1以上残っているのも確かだが、今回の対決にかかるものは、なかなかに重い。

 それでも仙台は、鳥栖に敗れた上で臨んだ前節と比べれば、いくらか上向きの状態で戦いに臨めそうである。
 まず何よりも、首位にホームで勝ったという自信に触れないといけない。こと昨年を振り返ってみれば、シーズンを通じてダントツで首位のまま走り抜けた広島に対し、仙台はアウェイでの第1クールの対決こそ勝利したものの、ホームでの第2クール、第3クールの対決では、直前に非公開練習を入れるほどの意気込みで臨んだにもかかわらず2引き分け。サポーターに歓喜を与えることが出来なかった。だが大勢のサポーターの眼前で湘南に勝利を収めたことで、チームの中の「今年は違う」という思いはさらに強くなったに違いない。「勝った後は雰囲気が違う。勝つことがエネルギーになっている」と手倉森誠監督は今のチームの空気を分析するが、であれば最大のエネルギーを持って、仙台は甲府に挑むことが出来るだろう。とはいえ勢いという意味では、第2クール絶好調だった東京Vに土をつけたばかりの甲府も同じかもしれない。

 だがメンバー構成の幅においては、明らかに今節は仙台が有利だ。2試合出場停止のこれが2試合目となるダニエルに加え、前節の警告において山本英臣も今節出場停止。甲府は本来のCBを2枚とも欠く状態である。
 一方で仙台は、出場停止はもちろん無し。さらに本来、この時期の貴重な戦力と考えられていながら、ケガによって機会を逃してきた外国籍選手たちが、前節の湘南戦で能力の片鱗を見せ、今後に期待を抱かせる活躍を披露してくれた。
 第1クールから左サイドで貴重な駒となっていたSBの朴柱成は、ケガさえ治れば元々計算できる戦力だったので、今節を前にこの場で特筆すべきはやはり、昨年は甲府の一員としてプレーし、仙台戦でも得点を上げていたFWサーレスだろう。湘南戦では後半開始からピッチに投入されると、確かなポストプレーと、サイドに流れていける柔軟性で、すぐさま仙台の攻撃を活性化させた。
 また、サーレスの45分間のプレーで素晴らしかったのは、常にフィニッシュへのイメージを頭に描きながら、一つのプレーが終わるや否や、次のプレーの準備に動き出す貪欲さだ。自らのポストプレーから左の梁へ預けた直後、ニアポストに向けてマーカーを置き去りにして走り、梁からの折り返しをヘディングで合わせた49分のプレーなど、ゴールこそならなかったものの一つ一つのプレーは首脳陣にも良い印象を与えている。
 そのサーレスはおそらく、古巣との初対決でスタメン起用が予想される。「自分は甲府のスタジアムもピッチも、それから甲府の弱いところも知っている」とサーレス。小瀬では高温の気候も含めあまり良い思い出がなく、実際にこの地では過去7試合勝利のない(最後の勝利は2001年5月。しかもVゴール)仙台だが、ここは一つ、敵をよく知る彼に導いてもらいたいところ。

 溜まった疲労で24日の全体練習を回避した渡辺広大も、試合出場は問題なし。小瀬では毎回、ゲームが激しいフィジカルコンタクトの応酬となることに対しても、ボランチの斉藤大介が「自分も球際には強く行く。ガチガチの当たりに負けないでそこを超えられれば、今度の試合は必ずチャンスができる」と語るなど、戦う意欲も十分。
 大きなケガや出場停止に縛られず、さらにメンタル面での充実も手にした仙台は、現時点で想定していた通りの形を甲府戦で体現できそう。それをもって見せつけたい。自分たちが今「天国の側」にいる理由を。

以上
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