7月25日(土) 2009 J1リーグ戦 第19節
F東京 0 - 0 広島 (18:03/味スタ/27,846人)
スカパー!再放送 Ch183 7/28(火)22:30〜(解説:福西崇史、実況:西岡明彦)
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F東京は、味の素スタジアムで広島と対戦し、スコアレスドローに終わった。互いに勝点1を積み上げたが、広島の倍のシュート14本を放ったF東京にとっては痛い引き分けとなった。F東京は6月からの不敗記録を更新し、ヤマザキナビスコカップ名古屋戦を挟んで次節は川崎Fと多摩川クラシコを戦う。広島は勝点1を持ち帰り、次節鹿島をビッグアーチに迎える。
序盤は手堅いながらも、攻守が激しく入れ替わる好ゲームだった。広島はMFミキッチ、DF槙野智章を出場停止で欠いていたが、不在を感じさせない見事なパスワークを披露した。ピッチをワイドに使ったパスワークの完成度の高さは特筆すべきだ。ボランチのMF中島浩司が最終ラインに戻り、両ストッパーがワイドに開いて後方でパスを繋ぎつつ、テンポアップする機会をうかがい続けた。クサビにボールをつけると、そこから一気にギアチェンジしてグループでゴールに迫った。それに対してF東京は両サイドハーフを引かせ、サイドからの攻撃を防ぐ慎重な立ち上がりを見せた。
「(ゲーム序盤は)若干引きすぎた部分があった。ある程度ゲームの中で修正できたんですが、もうすこし早くナオさんと羽生さんを押し出せるタイミングを作れればよかった。少し2人の運動量を多くさせてしまったのかもしれない」(DF徳永悠平/F東京)
それでも徐々にF東京もマイボールの時間を長くして隙をうかがうようになっていく。互いに後方でボールを回してジリジリと間合いを詰めるも、両チームの最終ラインが踏ん張ってゴールを割らせない展開が続き0−0のまま、ゲームを折り返した。
後半は、ホームのF東京が主導権を握った。「僕が思っていた以上に(広島は)リトリートして9人のブロックで守ってきたのが驚きでもあった。裏を返せば、僕たちをリスペクトしたカタチで勝点1でもいいというゲームをしてきた。それを崩しきれなかったというゲームだった」(羽生直剛/F東京)。広島はFW佐藤寿人を残して9人が自陣へと戻って守備を固めた。そこからボールを奪ってカウンターを狙うアウェーの戦い方へと切り替える。F東京は、サイドチェンジを使って何とかボールに食いつかせようとしたが、広島はブロックを崩さず長いこう着状態が続いた。両指揮官も何とか打開しようと手を尽くしたが試合は動かず。結局、スコアレスのまま終了した。試合前の期待度からすると、若干の消化不良を残したゲームとなってしまった。
F東京にとっては課題が突きつけられた試合だった。リトリートした相手をいかに崩すのか。ポゼッションを志向するチームにとっては永遠のテーマに直面した。
「我々の課題を突きつけられた格好。確かにそれは簡単ではないが、引かれたら点を取れないんですかということにはしたくない。クロスの精度だったり、コンマ何秒の精度を高めていくしかない。ただ、決定機は作れていないわけではないのでやり続けることと、課題を反省することはしっかりと分けて考えていきたい」(城福浩監督/F東京)
広島は自分たちがやられて嫌な展開を作り出した。だが、攻めに出たF東京も反撃を防いで失点はしなかった。これまでなら攻めに転じた終盤、制御を失って勝ち試合を負け試合へと自分たちの手で変えてしまった試合も少なくなかった。その点では、守備の踏ん張りは大きな収穫といえるはずだ。
終盤のこう着状態を生んだ両チームにとっては、その状況を打ち破るだけの駒がベンチに控えていなかったことが課題といえるだろう。
「今日のゲームで槙野、ミキッチ、森崎和がベンチに座っていれば、今日の結果は違っていたかもしれない」(ペトロヴィッチ監督/広島)
「これから2歩、3歩の助走でシュートを打つのではなく、コンマ何秒でシュートが打てる選手が出てきて欲しい」(城福監督/F東京)
対戦が一巡し、これから相手チームも対策を練ってくる。今後、両チームが上位に進出するためには、12人目の存在が重要になってくる。まだまだ両チームには伸びシロがある。どちらが観客を魅了したかは、全34節が終わる12月まで持ち越しとなった。
以上
2009.07.26 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
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