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【J1:第19節 浦和 vs 名古屋】レポート:ケネディ旋風、埼スタで浦和を飲み込む。頼もしき相棒を得た玉田は鮮烈2発!!(09.07.26)

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7月25日(土) 2009 J1リーグ戦 第19節
浦和 0 - 3 名古屋 (19:03/埼玉/44,976人)
得点者:14' 玉田圭司(名古屋)、61' 玉田圭司(名古屋)、72' ケネディ(名古屋)
スカパー!再放送 Ch183 7/27(月)08:00〜(解説:川勝良一、実況:倉敷保雄、リポーター:朝井夏海)
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194cmのストライカーが基点となり、シュートが豪快にネットに突き刺さる。次の瞬間、ゴール裏に歓喜の波が押し寄せる。ただ、この日喜びに沸いたのは、ホームゲームでの勝利に期待を寄せた浦和サポーターではなく、敵地に踏み入った名古屋サポーターの方だった。

負傷者続出の苦しい台所事情を抱える浦和は、この日は「リスクを犯して」(フォルカーフィンケ監督)、DFラインにケガ明けの坪井慶介を復帰させたほか、前半途中からはこちらもケガ明けとなる山田直輝が久々にピッチに登場した。待望された主力の戦線復帰に盛り上がるスタジアム。だが、玉田圭司の巧みな反転からの一発で先手を奪った名古屋を前に、ホームチームは流れを手繰り寄せることができず、ついに最後まで沈黙を強いられることとなった。

何より、この日の浦和からは、持ち前のコンビネーションサッカーの片鱗を欠片も見ることができなかった。フィンケ監督も「我々監督、選手たち全員がとても落胆している」と述べていたが、チームはまたも落とし穴にはまることに。「ボールを回させられて、どこかでミスしてカウンターというのをねらわれた。今日は負けるべくして負けた」(阿部勇樹)、「攻撃がバラバラ過ぎた」(原口元気)と選手たちも口々に課題を述べており、期待の山田直もブランクを感じさせるプレーが見られるなど、ピッチにはこれまで輝きを放ってきた彼らの躍動を見ることはできなかった。

守備時に思い切って高いラインを保てなかったこと、慣れないメンバー間で連携に乱れが出たこと、名古屋の勢いに押されてセカンドボールを拾えなかったこと、そういった一つひとつの要素が重なり、いつしかチームは負のスパイラルにはまり込んでしまった。とはいえ、身体の切れをキープしている原口が何度か前を向いてシュートチャンスを作り出していたように、相手を押し込む時間帯があったこともまた事実。指揮官も言及したように、次戦に向けて時間のないなかでは、よかった部分に目を向けることも一方では重要になる。

そんな浦和に対し、いよいよ加速し始めた名古屋。「攻撃があやふやだと、守備も曖昧になってしまうし、攻撃が安定して形ができれば、守備もやりやすいと思うから、それが相乗効果になっている」(玉田)。ホームチームが欲したものが、この日の名古屋には充溢していた。前線でのキープ力を活かした大きな展開で相手を揺さぶれば、次の瞬間には切れ味溢れるカウンターを炸裂させていく。中盤でのボール回しでミスが頻発する浦和に対し、終始ゲームを優位に展開した。

玉田の豪快な追加点、そして最後は“救世主”ケネディがダメ押し弾を叩き出してみせたチームに対し、ストイコビッチ監督が「去年チームが持っていた鋭さを取り戻した」と語れば、「今日のような試合を続けていかなければいけないことだけど、続けて行けると思う」と話したのは殊勲の玉田。その表情には、単なる自信以上に、確信めいた笑みが浮かんでいるように見えた。

名古屋のよさを出され、あえなく自滅の道を辿ることとなった浦和。ミックスゾーンで記者陣の質問に応える原口元気の口から、長い溜め息がこぼれる。「試合中に修正できればよかったけど、点差も広がって、どんどんバラバラになっちゃって。はぁ〜…」。この日の結果で、首位鹿島との勝点差は10にまで広がった。王座奪還への険しき道のりは、まだまだ続く。サポーターに向けて「私たちのことをしっかりと信じて欲しい」と語る老将は、この困難な状況でいかなる手を打つのか。今、浦和には今季最大の試練が訪れようとしている。

以上
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