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【J1:第19節 磐田 vs 横浜FM】レポート:復帰した救世主の一仕事でなんとか勝点1を得た磐田。終始押していた横浜FMは、今度も勝ち越し点を奪うことができず(09.07.27)

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7月26日(日) 2009 J1リーグ戦 第19節
磐田 1 - 1 横浜FM (18:05/ヤマハ/15,729人)
得点者:6' イグノ(磐田)、50' 金根煥(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch183 7/28(火)20:30〜(解説:金田喜稔、実況:清原正博、リポーター:新井麻希)
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 どちらの指揮官も勝ちきれなかった理由について、「それに尽きる」という部分を語ったゲーム。たしかにスタンドから観ていても、両者の問題点は非常に明確だった。

 ホームの磐田の「それに尽きる」という部分は、攻めに出たときにあまりにも早くボールを失っていたこと。それも多くはパスミスによるもので、これではチームのリズムもまったく出てこない。19歳とは思えないほど落ち着いたプレーが持ち味のボランチ・山本康裕も、この日はミスが非常に多く、ジウシーニョのケガ(右膝)で前半24分からピッチに入った上田康太も、西紀寛のケガ(右足首)で後半7分に入った成岡翔も、落ち着いてボールをキープすることができない。
 横浜FMのプレッシャーが特別厳しいというわけではなかったが、中盤でまったくボールが落ち着かず、先発起用されたイ・グノが万全でないこともあって前線でのキープ力も不足。そのため、90分の中でボールを支配したと言える時間はほとんど作れなかった。
 しかし、それでも早い時間に先制点を奪えたのは、相手のミスと復帰したイ・グノの力によるもの。イはフランスに渡っていた1ヶ月間はほとんどトレーニングをすることもできず、磐田に戻って1週間も経っていないため、コンディション的には好調時とは比べものにならない動きだった。それでも柳下正明監督は、あえて先発で起用。その賭けは見事に当たった。
 開始6分、横浜FMのボランチ・松田直樹の不用意なパスを左サイドバックの山本脩斗がインターセプトし、そのまま前線にスルーパス。このボールに反応し、DFの間を割って裏に抜け出したイ・グノが、1タッチでゴール左隅に突き刺し、先制点を決めた。チーム復帰後の最初のチャンス、最初のシュートを見事に決めてしまう決定力には、横浜FM陣営としても脱帽するしかなかった。「シュートに入るときの落ち着きや、技術はちょっと違うところがある。とくに足首の使い方などは真似することは難しい」と柳下監督も高く評価するタレントがチームに戻ったことが、劣勢のゲームで磐田に勝点1をもたらしたと言える。

 一方、横浜FMの「それに尽きる」という部分は、自分たちの流れの中であと1点が取れないこと。前述のように、先制点を許した場面以外はほとんどゲームを支配していた。193cmの金根煥を1トップに置き、2列目の山瀬功治、狩野健太、兵藤慎剛の3人が自由に動く形は前節と同じ。その3人が、磐田の守備ブロックの隙間でボールを受けてパスの流れを作り、機を見て2列目から裏に飛び出してチャンスも作る。
 前半からチャンスの数で磐田を上回り、2人を一気に交代して臨んだ後半も立ち上がりから攻勢をかける。そして5分には、山瀬が監督に期待されていたドリブルで決定機を作り、左からの折り返しを金が頭で押しこんで、ようやく同点に追いついた。
 だが、問題はそこから。その後もタイムアップの笛が鳴るまで横浜FMペースで試合が進み、磐田ゴールに迫る場面を何度も作るが、最後のところで追加点を決めきれない。「混戦のところで無理できるような選手、最後のところで気が利いてコロッと点を取るような選手がちょっといない」と木村浩吉監督もぼやいたが、イ・グノのような選手が横浜FMにいれば…と思わせるようなゲームだった。

 逆に、非常に苦しい展開の中で何とか失点を1つだけに抑え、勝点1を得たことは、守備という面に関しては磐田にとっての収穫だった。セットプレーの高さでは横浜FMが圧倒的に有利だったが、そこで得点を与えなかったことも手応えを感じられる部分だ。
 また、後半12分に駒野友一の右クロスから前田遼一が決定的なヘディングを放つが、ここはGK飯倉大樹のファインセーブに阻まれてしまう。土壇場の41分にも、山本脩の左クロスから交代出場のカレン・ロバートがヘディングするが、これは左に外れて、磐田も勝ち越し点は奪えないままタイムアップ。結果は1-1の痛み分けに終わった。

 両チームにとって歯がゆいのは、今回浮き彫りになった問題がこの試合だけのものではなく、今シーズンを通じての課題になっていること。当然、一朝一夕で解決するテーマではないだろうが、今後暑さがますます厳しくなる中での両者の取り組みに注目したい。

以上
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