劇的すぎる逆転勝利となった、第29節、ユアテックスタジアム仙台での対湘南戦。中原貴之選手の同点ゴールから火がついたホーム仙台サポーターの熱狂は、試合時間の残りが少なくなる毎にボルテージを上げ、そしてロスタイムでの決勝ゴールで沸点へ。試合後に選手たちがスタンドを一周する間も、盛り上がりが冷めることはありませんでした。
長年、ホームでの仙台戦は全てこの場所にいた筆者ですが、湘南戦でのスタジアムのテンションは、ここ数年までさかのぼっても、過去の試合の中でなかなか見当たらないほどのものだったかと思います。
そんな、仙台の選手たちがスタンドと喜びを分かち合っている光景を、メインスタンド下の仙台側ロッカールーム入口付近で、スーツ姿にて無言で眺めている選手が。今季、柏レイソルU-18から仙台に加入したルーキー、島川俊郎選手です。
仙台のサポーターならば皆さんご存じかと思いますが、そうではない方はぜひお手元の選手名鑑、あるいは仙台の公式HPをご覧あれ。にじみ出てくるかのような純朴な表情と、そこからあふれ出す笑顔がトレードマークの島川選手。その彼が真顔で、夜空の元輝いているスタンドから、視線を外そうとしません。
彼のこうした姿が、ある意味僕には嬉しかった。なので思わず、横に行って聞いてしまいました。
「どう、すごいでしょ?早く、ここでプレーしたいでしょ?」
「はい!本当にすごいですね」
そう答えて振り返ってくれた島川選手の表情は、いつもの笑顔でした。
仙台に加入したての選手はよく、加入前にクラブによってユアスタのホームゲームに招待された時の光景、もしくは単純にテレビで仙台の試合を見た感想、あるいはもっと直接的に、アウェイクラブの一員としてユアスタへとやってきた時の印象を踏まえ、こう言います。「早く、あのスタジアムで、あのサポーターの前でプレーしたいです」と。
しばらく宮城スタジアムでのホーム戦開催が続いた今季の仙台。なので島川選手が「クラブの一員として」ユアスタでのホームゲームを体験するまでには、結構な時間がかかってしまいましたが、この湘南戦での光景で、きっと島川選手は、リーグ戦のピッチに立ちたいという願望をさらに強くしたのではないでしょうか。
その島川選手、先日発表されたU-20日本代表チームのスペイン遠征(アルクディア国際ユーストーナメント2009)メンバーに選出。これには本人も「驚いた」と正直な感想を話していましたが、今年5月に行われたU-20ジャパンズエイト(8人制大会)ではMVPに選ばれており、そこで披露した高い技術などが評価されてのメンバー入りということなのでしょう。
このメンバー入りを受けての取材の中でも、島川選手はこう答えています。「今回の遠征で得た多くのものを、チームに持ち帰りたいです」
ポジション争いにおいて、ボランチ、あるいはセンターバックという彼の位置は乗り越えなくてはいけない高い壁が何人もいますが、ぜひ遠征後のリーグ戦出場を見据え、スペインで多くの経験を積んできてもらいたいものです。
以上
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