18日、珍しい『パーティー』に参加した。
それはホーム・長良川競技場のサンサンデッキの楽市楽座でも評判のカレーやかつサンドを売り出している『岐阜グランドホテル』が主催する、大規模なサポーターパーティーだった。
通常はこうした選手とサポーターの交流を目的としたサポーターパーティーは、クラブが主催となって行うものだが、これは岐阜グランドホテル側からクラブに開催の打診があったという非常に珍しいケースだ。
これもすべてはFC岐阜のクラブ存続の危機に、ホテル側が支援の手を挙げてくれたことから始まった。6月24日のホーム・徳島戦の試合前、今西一男GMが緊急記者会見を開き、岐阜の経営危機を赤裸々に話をし、大きな波紋を呼んだ。
「今、現状を発表しておかないと手遅れになる」という、クラブ側の強烈な危機感が、この会見となって現れたのだが、これにより多くの県民、そして企業が『岐阜県で唯一のプロクラブを無くしてはいけない』と、協力の手を挙げるようになった。
それがパンツと袖のスポンサー、そして多くの看板スポンサーなどの獲得に繋がった。そして今回、「今の厳しいご時世で、スポンサーになれない分、こういう形で支援していきたい」(岐阜グランドホテル販売部セールス担当次長・広瀬栄司氏)と、ホテル内の大きな広間を貸し切って、一人3千円という低価格で、大きな立食パーティーを企画し、実行へと移した。
事前予約制のパーティー。会場に並べられた椅子の数は350席。何とそれがすべて埋まったのだ。さらにクラブグッズの販売ブースや、夢募金のブースも置かれ、そこでの募金、販売売り上げは、すべてクラブの収入となる。そしてイベントとして行われた、選手のグッズオークションの売り上げも、すべてクラブの収入となる。
岐阜にとっては多くのサポーターとの交流が図れ、かつ収入も上げられるという、非常に有意義なパーティーとなった。そしてパーティー自体も、選手、クラブスタッフ総出で参加し、料理を配ったり、一緒に写真を撮ったり、サインをしたりと、思い切りのファンサービスを行っていた。ゲームでも参加者を大いに楽しませ、最高のエンターテイメントを提供していた。
クラブを支援しようとするホテル、そしてその思いに応えて一生懸命盛り上げる選手、クラブスタッフ、そしてクラブを愛し、楽しむ参加者。最高の空間がそこにはあった。
筆者は取材という立場でこの空間に居たが、途中で「これが本当のJリーグなんだ」と、感極まりそうになってしまった。全員がクラブを想い、そして行動する。厳しい状態だからこそ、生まれる絆。これこそ地域密着であり、『おらが街のチーム』のあるべき姿なのだ。
ここ2,3ヶ月のチームの躍進、そして選手たちの頑張る姿に呼応するサポーターと地元企業。こうした一つの大きなうねりの中に、自分が居られることの幸せを、筆者は今、かみ締めている。
以上
★【J2日記】のバックナンバーはこちら
2009.08.19 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】岐阜:珍しい『パーティー』に感じた大きな愛(09.08.19)
シェフの作りたてのパスタを配る選手たち
選手たちは借り物競争などで、サポーターと楽しい時間を過ごした。
会場はご覧の賑わい!
オークションの品々
- 開幕特集
- 開幕招待
- 国立招待
- J.LEAGUE ALL-STAR DAZN CUP
- 熱き一枚を手に入れろ
- ベイブレードコラボ
- 明治安田のJ活
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 移籍情報
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- NEXT GENERATION MATCH 2026
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
















