8月29日（土） 2009 J2リーグ戦 第36節
栃木 0 - 2 鳥栖　（19:03／栃木グ／3,467人）
得点者：20' 島田裕介（鳥栖）、89' トジン（鳥栖）
スカパー！再放送 Ch181 8/30（日）09:30〜（解説：田中真二、実況：篠田和之、リポーター：萬代裕子）
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●松田浩監督（栃木）：

「非常にいい滑り出しというか、スタートをきれて、本当に見ていて楽しいサッカーをやってくれていたところでのＰＫ（を取られてしまった）。そのあとに退場もあり、なかなか難しかったというのが率直な感想です。こういうことを続けて本当に強いチームになっていくのではないかと思いますし、今は我々にこういう経験が必要なのかなと。選手は一生懸命やっていると思います。手を抜いている選手はいないと思います。周りから見れば、手を抜いていると、もっと頑張れと言われるかもしれませんが、まだ１００％やっても、そこまで頑張れないのが我々の力だし、そこを頑張れない私の力かもしれません。ただ、みんな１００％でやっているのでね、これがいつか花開くのではないかと。そういうことを楽しみに、今を頑張っていかなければいけないと思っています。結果が出なくて残念ですが、ただし補強もしてもらい、期待感のあるサッカーをできたのが収穫です。先制のチャンスがあっただけに、決めていれば違うことになったかもしれないし、それは分かりませんが下を向かずに続けていくだけだと思います」

Ｑ：「手を抜いている選手はいない」というコメントがありました。手を抜いたとは思いませんが、後半の途中から前へのパワーが不足したように感じましたが。
「僕は手を抜いたとは思っていません。観る人が野次を飛ばしたり文句を言われたりするのは仕方がない部分がありますし、サポーターの権利だと思っていますから、我々はいいと思っています。
最後にパワーがなくなったのは、退場してからですか？　それはちょっと難しかったですね。時間帯もあるし、１人少ないということが如実に出ましたよね。１人少なくなってからの鳥栖は上手いな、と思いました。それまでは何もやらせなかったという自負はありますが、数的有利の活かし方は上手かったですね。それによって、こちらが４―２―３、４―４―１、４―３―２にしたことも功を奏しなかったですね。本当に少ない所を突かれたような気がしますね」

Ｑ：先発メンバーを大幅に入れ替えましたが、その意図と評価をお願いします。
「だいたいが一番調子のいい選手を使うのが僕のポリシーなので、コンディションを含めて、この11人でいけば、16人でいけば一番パワーが出る、勝つプランが立てられる、公算の大きい16人を選ぶだけ。その結果が今日のメンバーでした。
たた、補強の選手、崔、レオ（レオナルド）、宮本に関しては、やっぱりなんか新しい風を吹かせてほしいと。十分にそのレベルにあるので、なかなか勝てない試合が続き、閉塞感を打ち破る意味で、そういった選手が入ることで河原とか向とか鴨志田など、ずっと出ている選手が『今日は勝てるのではないか』という気持ちで始めることが出来る。実際にそういう試合になったと思います。最初に言いましたが、ワクワクするような試合をやってくれたのは良かったと思います。
柴崎なんかは公式戦初出場でしたが、彼の存在でハーフナーへのＣＫ、ＦＫは力が半減したと思います。失点が２つありますが、それ以外のピンチを上手く防いだのは、シュートを打つ選手もなんとなくあれだけの体の選手が手を伸ばしてくるというところで、かわさなければいけないのでシュートがぶれていることもあるのではないかと思います。非常にいい仕事を、公式戦は初めてですからね、どれくらいの平常心でやってくれるのか心配でしたが問題なくやってくれたと思います」

Ｑ：初先発の宮本選手の評価を聞かせてください。
「彼にとっては最近では不慣れな左サイドバックをやってもらいました。守備に関しては右サイドに回ってもクロスボールをハーフナーと競っても仕事をさせなかったり、サイドバックでもいい仕事をしていました。センターバックが一番やりやすいかもしれないが、ＤＦに関してはかちっとやってくれました。オチ（落合）も非常によくやってくれたので、あまりチャンスを作らせなかったと。（宮本は）非常にいい予測でボールをカットしたり、タックルしたりして、攻撃の起点にプレッシャーをかけてくれました。まあ、ボール奪った時にパスミスが目立ちましたが、ゲームのリズム感かなと。狙いどころは凄くいいところを見ているので、徐々にこのシステム、仕組みでのパターンを覚えてくれれば楽になると思います。よかったと思います」

以上