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【J2:第39節 福岡 vs 仙台】プレビュー:残されたホームゲームは6試合。首位・仙台を迎える試合で福岡の意地を見せろ(09.09.13)

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9月13日(日)J2 第39節 福岡 vs 仙台(16:00KICK OFF/レベスタ
スカパー!生中継 Ch183 15:50〜(解説:布部陽功、実況:後藤心平、リポーター:森田みき)
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 3月7日に開幕したJリーグも早9月。福岡は思うような戦いが出来ず、思うように勝点を積み重ねられずに38試合を過ごした。少しずつ変化は感じられるものの、チームが抱える課題を解消できず、勝ちきれない試合を続けている。選手も、チームを支えるサポーターも、そして福岡に関わる人たちも、無念な思いを胸に抱いたままだ。
 しかし、このままでは終われない。篠田善之監督は話す。
「自分たちが出来るという姿勢をサポーターに見せなければいけない。これからは、この状況の中で何が自分たちに出来るのかということが問われていく。個の部分でも、グループの部分でも、それを見せないといけない。何もないままでは終われない」
 その福岡が迎える相手は首位の仙台。自分たちの思いを表現するには格好の相手だ。福岡は様々な思いを真正面からぶつけて勝利を目指す。

 その仙台は、開幕以来、C大阪、湘南、甲府とともに4強を形成。縦に速いという従来の特長を維持しつつも、手堅さと辛抱強さを身につけて、安定した戦いを続けている。不要なリスクは冒さずに、人とボールを動かしてゲームをコントロール。そして、的確に流れを読んで勝負所で一気に仕掛けてカタをつける。相手のミスを見逃さない抜け目なさと、ゴール前でのセットプレーを最大限に生かすチーム力。決して派手なチームではないが、90分間を自分たちの思うままに進めていく強さを感じさせる。連敗は、第1クールで甲府、湘南に敗れた1度だけ。ここまで大崩れせずに勝点を積み上げてきたことが、それを証明している。

 最大のキーマンは梁勇基だ。数々の得点シーンを演出してきたセットプレー。高い技術と戦術眼に裏打ちされたラストパス。チーム最多の13得点を挙げている決定力。仙台の攻撃の全ては梁勇基が握っていると言っても過言ではない。
 その梁勇基と抜群のコンビネーションを見せるのが関口訓充。自由に中盤を動き回る梁勇基と巧みにポジションチェンジをしながらチャンスを窺い、ここぞというところでは特長である縦へのドリブルを仕掛けて相手のDFラインを切り裂いていく。
 そして、この2人が中へ向かってプレーすることで出来るサイドのスペースを、高い位置取りをする両SBが埋める。特に左サイドの朴柱成は、まるでMFのようにゴール前まで顔を出す。しかし、それでいて守備のバランスを整えられるのが仙台の強さだ。

 迎え撃つ福岡にとっては、まず前半戦をどのように戦うかが最初のポイント。立ち上がりからリスクを冒す必要のない仙台と、まずは守備から入る福岡との前半戦は、互いに相手の様子を窺いながら進む可能性が高い。その時間帯で痺れを切らさず、細心の注意を払って人とボールを動かしながら、我慢比べに負けないことが必要だ。
 そして、もうひとつは後半の入り方。シーズンを通して、後半に入るとリズムを崩すことが多い福岡だが、前半を手堅く戦う仙台が後半の立ち上がりに仕掛けてくることは十分に予想され、ここで後手を踏むようだと苦しい。仙台の出方に対応するのではなく、こちらから仕掛けることで相手のリズムを奪いたいところだ。いつ、どこで、何を仕掛けるか。篠田監督の采配に注目が集まる。

 そして、福岡のキーマンには久藤清一と城後寿の2人を挙げたい。
 久藤の存在の大きさは今更説明する必要もないが、そのひとつ、ひとつのプレーはゲームの流れを引き寄せ、ピンチを未然に防ぎ、チームメイトに勇気を与え続けている。前節は出場停止だっただけに、この試合にかける思いは強いだろう。「仙台とは1勝1敗。いずれもいい試合をしてきた。今回も互いの力を出し合ういい試合になると思う。リズムのいい前半のうちに先制点が欲しい」と話す。
 もう1人のキーマンである城後は、試合前の紅白戦で好調をアピール。前に出るパワーを活かしたゴールが期待されている。「点は取りたい。取れなかったとしても、チャンスに絡めるプレーが何度も出来ればチームの助けになるはず。ゴールに向かうプレーを意識してやりたい」。城後が高い位置に顔を出せば、攻撃に厚みが出来るはずだ。

 首位の仙台は強い。今の状況を比べれば、福岡との力の差は認めざるを得ない。しかし、それでも勝たなければいけないのが、この試合だ。「仙台はいいチーム。そのチーム相手に自分たちが何が出来るのか。きちんと戦えれば絶対に勝てるはず」とは黒部光昭。90分が終わった時、レベルファイブスタジアムが歓声に包まれることを願っている。

以上

2009.09.12 Reported by 中倉一志
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