9月12日(土) 2009 J1リーグ戦 第25節
千葉 0 - 1 新潟 (16:03/フクアリ/14,108人)
得点者:20' 矢野貴章(新潟)
スカパー!再放送 Ch185 9/14(月)17:30〜(解説:田中孝司、実況:西岡明彦、リポーター:飯田留美)
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昨季、フクダ電子アリーナ(フクアリ)の千葉側ゴール裏には、『残留』と大きく書かれた文字の余白部分に千葉サポーターが寄せ書きした横断幕があった。そして今節、今度は『一部死守』と大きく書かれた横断幕が登場した。その横断幕には今季も余白部分に千葉サポーターの寄せ書きがあり、さらに試合前にゴール裏へ挨拶にやってきた千葉の江尻篤彦監督や選手たちが寄せ書きをした。だが、ゴール、そして勝利を誓う想いや決意の言葉は、残念ながら今節では結果に結びつかなかった。
千葉はMFアレックスが9月10日に足を痛めて大事をとったため引き続きベンチ外になり、戦術的な理由でFW巻誠一郎がスタメンから外れた。一方、本来は4−3−3システムが基本の新潟は、MFの本間勲と千葉和彦がダブルボランチ、FWの矢野貴章と大島秀夫の2トップという4−4−2システムで臨んだ。
リーグ戦中断期間は得点力アップに取り組んできた千葉だが、序盤はパスの出し手と受け手とが意思の疎通を欠き、連係でミスが出る場面が何度も見られた。中盤でのプレスも思うようにかからず、ボールを高い位置でなかなか取れない。それもあってか新潟は遠目からでも思い切ったシュートを打ってきたが、攻撃の組み立てでは千葉のディフェンスラインの背後、逆サイドのスペースを狙ったパスが長すぎてラインを割ることも多かった。
攻撃時のミスが目立つ展開のため、先制点が勝敗を左右する割合は大きいと思われたが、その先制点を取ったのは新潟だった。それも、セットプレーでの得点が少なく、逆にセットプレーの守備に難点があって失点しやすい千葉にとっては皮肉ともいえる最悪の形で。20分、新潟は大島がファウルを受けて得たFKをMF松下年宏が蹴ると、ゴール前の混戦の中で矢野がヘディングシュート。ボールはワンバウンドでゴールマウスに転がり込んだ。
反撃を仕掛ける千葉だが、24分のFW深井正樹のループ気味のシュートはクロスバーの上で、32分のFWネットバイアーノの直接FKは新潟のGK北野貴之が正面でキャッチ。さらに前半終了直前、ペナルティエリアの右サイドでMF米倉恒貴がフリーな状態で打ったグラウンダーのシュートはゴールポストのわずか横に外れ、千葉にはゴールが遠かった。
千葉は後半、攻勢をさらに強めたが、打ったシュートはGKの正面かゴールの枠外。後半の4分のロスタイムが終わる直前、交代出場の巻が深井のクロスボールが新潟の選手に当たって飛んできたのに合わせてヘディングでシュートしたが、ワンバウンドのボールはGK北野がキャッチして万事休す。最後まで『1点』が取れなかっただけに、セットプレーで相手の動きを抑えきれず『1点』を失ったのは痛かった。
攻撃ではミスが目立ったものの、守備陣の奮闘もあって虎の子の『1点』を守りきり、9試合ぶりに勝った新潟。今季前半のような爆発力はなかったが、接戦をモノにしたのは大きい。今節の新潟サポーターの声援の音量は、今季のフクアリでのアウェイサポーターの中で一番大きいと感じた。サポーターの後押しがあってこその勝利といえそうだ。
今節の千葉は勝点を取れず、昨季のリーグ第25節終了時と比べると勝点は2少ない。17位に後退して状況はますます厳しくなった。現況を好転させられるのはゴール、そして勝利だけ。技術や連係の不足を補うような土壇場の底力のプレーで結果を出してほしい。
以上
2009.09.13 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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