今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第31節 磐田 vs 新潟】レポート:磐田は自分たちの持ち味が出させてもらえず、90分間ゲームを支配した新潟が、大島の半年ぶりのゴールで完勝 (09.11.09)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月8日(日) 2009 J1リーグ戦 第31節
磐田 0 - 2 新潟 (15:04/ヤマハ/11,912人)
得点者:12' 大島秀夫(新潟)、77' 大島秀夫(新潟)
スカパー!再放送 Ch183 11/10(火)21:30〜(解説:相馬直樹、実況:佐藤文康、リポーター:石川葉子)
勝敗予想ゲーム | 皆の投稿で作るスタジアム情報
----------

どちらが先制パンチを決めるかというのは、試合前から大きな焦点となっていた。その意味では、磐田の先制パンチは見事にかわされ、新潟の先制パンチは的確にヒット。その差が試合の明暗を大きく分けることになった。

磐田のスタメンは、右MFの西紀寛が内転筋を痛めて欠場した以外は、最近の流れ通り。新潟も現状のベストな形で、どちらも中盤をスクウェアにした4-4-2で、がっぷり四つの形。そして立ち上がりから両者とも活発な出足を見せたが、その質でも量でも上回ったのが新潟。守備では、攻守の切り替えとプレッシャーが非常に早く、磐田に思うようにボールをつながせない。
さらに攻撃では、「1人が走って、そのスペースにもう1人が顔を出したり、サイドを変えた後にオーバーラップしてクサビを入れたり、そうした動きの部分で流動性が出てきている」(鈴木淳監督)という言葉通り、人がどんどん飛び出して高い位置で基点を作っていく。そこで確実にボールをつないで簡単に失わなかったため、立ち上がりからラストパスやシュートに至る場面を着実に増やしていった。
その中でもとくに積極性が目立ったのは、リーグ戦出場5試合目の新人ボランチ・三門雄大。3分に中盤から裏に飛び出して左サイドで基点を作り、松下年宏のクロスから大島秀夫のヘディングが右ポストに当たるという最初の決定機を演出。さらに10分には、大島がクサビのボールをはたいたところから三門自身がゴール前に飛び込んでシュート。これはGK八田直樹の好守に阻まれたが、前述の流動性という部分で、力強くチームを牽引した。

そうした新潟の迫力ある攻撃に対して、磐田のほうは「相手の2列目の飛び出しに対するマークの受け渡しが、前半は全然できなかった」(茶野隆行)と、つねに後手を踏む状況。前からのプレッシングは、連動性を欠くために簡単にかわされ、押しこまれて守備のブロック全体が下がり、ますます良い位置でボールを奪えないという悪循環に。低い位置でボールを奪った後も、厳しいマークを受けた2トップになかなか良い形でボールが入らず、中盤でもタメが作れないために、DFラインを押し上げることができない。 このあたりは、好守にわたって西不在の影響も感じられたが、とにかくあらゆる面で新潟に先手を取られ、主導権を握られてしまった。
ただ、そうした中でも何とか踏ん張り、「失点していなければ、ゲームは立て直せたと思う」(金沢浄)という可能性は十分にあったが、12分に手痛いミスが出てしまう。ジウトンの左からのロングスローが非常に伸びて、キャッチに行ったGK八田が目測を誤り、ボールをこぼしてしまう。それをすかさず大島が押しこんで、新潟が良い時間帯のうちに先制点を奪うことに成功した。大島自身にとっては、これがJ1リーグ戦では第8節(4/29)以来のゴールで、本人にとってもチームにとっても大きな収穫となった。

その後、3試合ぶりのゴールで余裕が出た新潟は、攻撃での良い面も残しながらゲームをコントロール。磐田にポゼッションされて守りに入った場面でも、2トップに良いボールを入れさせないという部分は徹底して、攻めの糸口を作らせない。サイドからのクロスには、2人の充(千代反田と永田)とGK北野貴之がことごとく競り勝ってつけいる隙を与えず、前半は磐田のシュートを0本に抑えた。
後半に入ると、磐田のほうは中盤でタメを作って攻撃のリズムを多少回復したが、2トップを生かせない状況は変わらない。新潟のほうは、前半ほどの運動量はなかったが、要所を抑えて隙を見せない。終盤が近づく中で、磐田が攻める時間は長くなっていったが、新潟の守備陣を慌てさせるところまでは至らない。
逆に新潟がカウンターからチャンスを作り、32分には大島が冷静に2点目を決めて、勝負あり。アディショナルタイムの4分間も危なげなく守りきった新潟が、大きな価値のある勝点3をつかみ、ACL出場にも望みをつないだ。

磐田担当の記者から見ても、この日の新潟は「相当強いな」という印象。余計なお世話ながら、「これで得点王争いに絡めるようなストライカーがいれば……」という思いは、新潟サポーターも強く持ったことだろう。
一方、磐田の側から見れば、後半もシュート2本に抑えられ、ぐうの音も出ないような完敗。選手たちからは「立ち上がりがすべてだった」という声が多く聞かれたが、そこから自力で立て直す力もほしいところ。ただ、ある意味切り換えやすい負け方でもあり、攻守両面でもっともっとクオリティを上げていかなければいけないという事実は、イヤというほど確認できたゲームでもあった。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着