富山への加入が決まった富山第一高校のMF森泰次郎選手の記者会見が11日、富山市向新庄の同校であり、森選手は「カターレ富山でJ１に上がることが第一の目標」と抱負を語った。
富山の清原邦彦社長は「クラブ創設以来、初めて地元から新卒選手を迎えて期待は大きい。くじけず、あせらず、じっくり力をつけて将来的にチームの中心選手になってほしいとの夢を抱いている。日本を代表する選手になってほしい」。長峰俊之同校サッカー部監督は「みなさんに支えていただき、応援してもらえる選手に育ってほしい」と期待した。

森選手は「カターレ富山の一員になれたことをうれしく思う。富山県民や応援してくれる方への感謝の気持ちを忘れず、１日でも早く試合に出られるように練習したい」とあいさつ。「自分の持ち味はパス、キックの部分。プロのスピードについていけるよう体をつくり、レギュラー争いに加われるようにしたい。１本のパスで局面を打開し、まわりの選手を生かすプレーができるスペインのシャビ選手が目標」などと話した。

富山の遠藤善主強化スカウト担当は「森選手は両足のキック精度が高く、視野も広い。体のバランスがよく、当たり負けしないのも魅力」と話した。
森選手は身長173cm、体重66kg。富山第一高校ではボランチで、キャプテンとしてチームを引っ張っている。小学生時代には、広島ユースの大崎淳矢らとともに富山北FCジュニアでプレーし、全日本少年大会で準優勝した。

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2009.12.11 Reported by 赤壁逸朗