12月8日に2010年度サガン鳥栖の新体制発表( /jsgoal_archive/jsgoal/detail.php?press_code=00093820 )が行われました。
ここでは、取材した者として感じたことを述べさせてください。
ヘッドコーチで2年、監督として3年もの間、鳥栖を支えてきた岸野靖之監督の後任が決まりました。強烈なキャラクターと熱い情熱で、『負けたらアカン!』というメッセージを我々に伝え続けてくれただけに、後を引き受けるスタッフは大変だろうと考えてしまいます。
ですが、鳥栖を良く知る松本育夫GMと尹晶煥コーチが、監督とヘッドコーチに就任されると聞いて、少しだけ胸をなでおろしました。
「鳥栖のベースを生かして、進化を遂げる」(松本新監督)という言葉が実現できるのかどうかは、これからにかかっています。体制は変わっても、私たちの夢は変わりません。『分け登るふもとの道は異なれど、同じ高嶺の月を見るかな』の心境です。サポーターの数だけ観ている月(夢)はあります。ファンや関係者の観ている月(期待)もあります。それでも、みんな同じ月(J1昇格)なのです。
来季は、松本監督と尹ヘッドコーチの2頭体制となります。この体制を考えてみると、『原点回帰』したのではないかと思います。この5年間で、ガムシャラに走りきったから、少しだけ落ち着いて見ることも必要なのかもしれません。クラブの体制、サポーターやファンの姿勢、スポンサーとの関係、行政の支援、報道のあり方…。素晴らしかった5年間に忘れていたものがあるかもしれません。もう一度、全てを見つめ直して、全力でサガン鳥栖を応援していきましょう!
松本監督が、敢えてこの時期にサガン鳥栖の監督に再就任されるという意味は、決して小さくありません。『原点回帰』して、もう一度初心に戻って応援させていただきます。
2010年度は、すでに始動しているのです。
以上
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2009.12.12 Reported by サカクラゲン
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