12月29日（火） 第89回天皇杯準決勝
Ｇ大阪 2 - 1 仙台　（15:03／国立／25,878人）
得点者：3' ルーカス（G大阪）、58' 中原 貴之（仙台）、65' ルーカス（G大阪）
★天皇杯特集
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●手倉森　誠監督（仙台）：

「最後に選手たちと話したのは、このゲームを振り返って悔しい思いもあるが、負けたことによってようやく09シーズンが終わったということが実感できた。そういう気持ちと、複雑な心境がある。
今日のゲームでは立ち上がり3分で失点してしまったが、その後に我々が追いついたところまでは、今シーズン我々が積み上げてきたものをG大阪相手に表現できたかなと思う。2点目を取られたのは、我々の力負けだったのかなと。ただ、よい経験になった。天皇杯でのJ1クラブとの4試合を振り返っても、昇格を決めたシーズンに、よい勉強・よい経験をさせてもらった」

Q：1失点目はG大阪ペースの中で奪われたが、立ち上がりは飲まれた感じだったのか？
「飲まれたということはなかったと思う。相手のDFラインにいつもは入れられるボールを、DFラインに跳ね返される状況になってしまった。慎重にいきすぎたのではないかと思う。トーナメントというのは、格下のチームがいかに大胆に入れるかが大きい。そういう意味では、ちょっと序盤に大胆さを欠いたなと。その時間帯が悔しい」

Q：リーグ戦の51試合と天皇杯で準決勝まで、この疲れをどう取り去って来季を迎えるか？
「まず選手をしっかりと休ませたい。今までは開幕まで5週で準備していたが、今回はレベルが上がったステージに行くことになるので、早めにスタートしてゆっくりしたペースで入っていきたいなと。来季の合流まで選手たちにはボールを見ないで過ごしてほしいなと思います」

Q：J1クラブと対戦して、来季に向けて強化したいところ、伸ばしていきたいところは？
「今日なんかは、ルーズボールの拾い合いのところではG大阪のほうが1枚2枚上手だった。プレーの予測の早さなどを今日体験できたので、この悔しさをしっかり持って来季のトレーニングに励みたい。あとはポゼッションの精度、フィニッシュの精度というところも、まだまだ上げていかないといけないと思う。ただグループでの戦いとして特にファーストブレイクで相手に仕掛ける勢いという点では、我々のスタイルとして通用するのではないかと思った。あとは守備の場面で高い位置を取れるような組織としての守備を構築したい」

以上