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【東アジア女子サッカー選手権2010 なでしこジャパン vs 韓国女子代表】レポート:前半のリードを守りきり日本が大会2連覇を果たす。(10.02.14)

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2月13日(土) 東アジア女子サッカー選手権2010
なでしこジャパン 2 - 1 韓国女子代表 (15:10/味スタ/3,132人)
得点者:7' 大野 忍(JPN)、17' 山口 麻美(JPN)、75' ユ・ヨンア(KOR)
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東アジア女子サッカー選手権もいよいよ最終日を迎えた。日本vs韓国戦の前に行われた第1試合で中国がチャイニーズ・タイペイを3-0を下し、この段階で2位につけた。韓国も日本を大差で破ればまだ優勝の可能性は残されている。日本は勝つか引き分け以上なら文句なしで優勝が決まる形となった。負ければ得失点差での戦いとなるが、もちろん選手が目指すのは3戦全勝での大会2連覇だ。

13日15時10分、舞台となった味の素スタジアムには3日連続で雪が舞う厳しい寒さを押し寄せていた。その中で迎えたキックオフ。日本のスターティングメンバーはGK山郷のぞみ、DFは初戦同様に右に別メニューで調整をしていた矢野喬子、センターバックの二人は定着しつつある岩清水梓と熊谷紗希のコンビ、左に鮫島彩が入る。中盤は右から近賀ゆかり、ボランチに澤穂希、宇津木瑠美、左に宮間あや、2トップは大野忍と山口麻美という面々。GK以外は初戦と全く同じメンバーで揃えてきた。

対する韓国は現在のイ・サンヨプ監督が就任したのがわずか2ヶ月前。準備不足であることは否めないが、日本の分析は十分に行ってきた。選手たちのポテンシャルの高さはアジアの中でもトップクラスにあるといえる。そして韓国は今大会の初代チャンピオンでもある。両者譲れない最終戦となった。

試合は日本がいきなり韓国の出鼻をくじくような立ち上がりを見せる。選手たちは軽快な動きでスリッピーなピッチもなんのそので、ボールを回していく。7分、「しの(大野)の動き出しは見えていた」という宮間からのパスを受け、大野が約50メートルにも及ぶドリブルで一気に上がっていく。チラリと味方の位置を確認した後、自らの右足でそのままゴールネットを揺らした。「近賀がツメてきているのが見えたけど、DFも絞ってきていたので自分でいきました」(大野)。すべての動きを見切っての会心のゴールで日本が試合開始早々に先制する。その後も、矢野がインターセプトからフィードしたボールを山口がフィニッシュに持ち込めば、近賀、大野のコンビネーションでシュートを狙うなど、日本は韓国ゴールを脅かし続けた。そして17分、追加点が生まれる。大野からの絶妙なパスを受けた山口がゴール。リードを広げた日本。対する韓国も左サイドからイ・ケリムがドリブルで突破をはかり、日本陣営に入り込むがここは近賀が対応しCKへ逃れる。終了間際には立て続けに韓国にバイタルエリアの侵入を許すが、大事に至ることはなく前半を終えた。

選手たちも口々に「3点目を狙いに行った」という後半。期待は高まるが、試合展開は一変する。主導権を握ったのは韓国。日本はボールを落ち着かせることができず、バタバタし始める。それでも53分には宮間が左サイドへヒールパス、それを大野が中へ送って山口がシュート、GKがブロックし、こぼれたところを澤が狙うがバーを越える。惜しいシーンだった。ところがこのあたりから日本は攻撃のきっかけを逸してしまう。押し込まれる時間帯が続き、クリアボールも短いためセカンドボールを韓国に支配されてしまう。67分、佐々木則夫監督は矢野に変えて岩渕真奈を投入。流れを変えたい岩渕だったが、なかなかうまく事は運ばない。75分、韓国が日本の守備の一瞬の隙をつく。チョ・ソヒョンが最終ライン裏へ出したボールにユ・ヨンアが抜け出してそのままゴール。ここで1点を返される。この後も際どいシーンを韓国に演出され続ける日本。残り4分で高瀬愛実、終了間際に中野真奈美を送るが打開はできず。それでも最小失点で逃げ切り、3連勝。なでしこジャパンが大会2連覇を遂げた。大会MVPは澤。また、岩渕真奈、中国のハン・ドウアン、韓国のユ・ヨンア、イ・ジャンミの4人が各2ゴールを挙げて得点王になった。

今大会はアジアの女王である北朝鮮が出場を辞退したことで、一つの指標を失った感は否めない。それでも若い選手の成長や、新しいオプションの試用など手応えも十分にあった。それと同時に攻撃のパターンや時間や展開によっての戦い方の工夫については大きな課題が残った。このチームは本格始動してからわずか1ヶ月半。ここには海外移籍の関係で安藤梢や永里優希といった主力になり得る選手たちの名前はない。まだ始まったばかりのチームだ。これは他国も同じ状況だ。現に韓国のイ監督は帰国後選手のピックアップをイチからやり直すという。ワールドカップの予選を兼ねた5月のアジアカップではお互いに全く異なったチームとして戦うことになるだろう。「優勝は嬉しいけど、この大会をどう次(アジアカップ)につなげていくかが大切」と選手たちは試合後、気を引き締めながら冷静に受け止めていた。現時点で戦術の面はあえて手付かずにしてあるのはすべてアジアカップで頂点を取るため。勝負はここからの3ヶ月だ。今大会で優勝したことで現在のベース力がアジアでトップクラスにあることは証明できた。選手としても自信につながるはずだ。飛躍の影には努力はもちろんだが、自信の持てる確固たる結果も絶対に必要。今大会の結果を一つの足がかりにして、勝負のかかった5月へ向けて躍進して欲しい。

以上
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■今日はSAMURAI BLUE(日本代表)最終戦!東アジアサッカー選手権2010 決勝大会
2月14日(日)国立競技場
16:30 香港代表 vs 中国代表
19:15 SAMURAI BLUE vs 韓国代表
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