今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【Jリーグプレシーズンマッチ 徳島 vs 浦和】プレビュー:徳島にとっては願ってもない一戦。Jリーグきってのビッグクラブ浦和に今季の攻撃的サッカーを全力でぶつけ、開幕までに解決すべき問題をしっかりと確かめたい。(10.02.21)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2月21日(日)Jリーグプレシーズンマッチ 徳島 vs 浦和(14:00KICK OFF/鳴門大塚)
スカパー!にて13:50〜から生中継(Ch.180 Ch190 Ch800)
★チケット情報は徳島県サッカー協会HPでご確認ください。
----------
プレシーズンマッチとはいえ、2010シーズン最初のゲームプレビュー。それだけにここで『昨季の成長に効果的な戦力補強もした徳島がJきってのビッグクラブにどう一泡吹かせるか!?』と勢いよく書き出せばきっと、新チームに対する希望を膨らませて当日を待ちわびる徳島ファン・サポーターの気持ちも加速させられるに違いない。

が、どうしてもそのような言葉を置く気になれないのが正直なところだ。今季の徳島がどれだけ魅力的なサッカーを見せてくれるのかと期待をかけ、そのセールスポイントを並べ挙げて勝機を探るような内容にはしようと思わないのである。それどころか逆に、チームがどんな問題を噴出させるのかが注目点として頭に浮かび、出来れば1つでも多くそれを露呈させて欲しいとさえ考える。
なぜならチームにとって真に重要なのはもう2週間後に迫ったリーグ戦であり、それが開幕してからの問題発見による修正作業は出来る限り避けたいからだ。

今季の徳島は自らをさらに進化させるべく戦いのスタイルを「昨年よりなお攻撃的なイメージ(美濃部直彦監督)」のものへとシフト。得点を奪いに行くという姿勢を格段に強めた組織作りをしている。だからこそ補強で獲得した新戦力はほとんどがそれを具現化するためのピースであった。ゴールを奪えるアタッカーの津田知宏、平繁龍一をはじめ、彼らへ質のいいラストパスを供給できる島田裕介、濱田武、さらには攻撃に幅を創り出せるオフェンシブなサイドバックの輪湖直樹、平島崇ら。そして一次、二次の濃密なキャンプによってチームは一歩ずつ目指すところへ近付きつつあると言っていい。最も機能するシステムを探り、選手たちの相性なども確かめられながら、いよいよ迎える開幕に向けて着実な準備が進められているのは間違いない事実だ。

しかしチームというものはそんなに簡単ではない。それは徳島に限らずだが、全体の始動から開幕までの約1ケ月半にチームがひとつの綻びも見せない完璧な組織へ仕上がることなどまずあり得ないだろう。しかもサッカーは全く同じ場面が二度とない、常に新しいシーンと向き合うスポーツ。となれば余計に全てを予習するのは不可能であり、それゆえ様々な問題がどこかに発生してくることは全く不思議でないと言えよう。ならば、この時期に発生してくれた方がいい。そうすればリーグ開幕までにそこへの修正も施しておけるというものだ。潜在的な状態のまま抱えていれば大事なところでいつ出て来るかも知れないのだから、その芽をこの本番前に出来る限り潰しておかなくては。
そういう意味からすると、この一戦の相手が国内屈指の力を持つクラブであることは徳島にとってこれ以上ない幸い。浦和なら徳島のチームに潜むそれらをしっかり噴き出させてくれると予想できる。

とは言えその部分では、対する浦和も同じではないだろうか。
浦和は過去2年をリーグタイトルに程遠い結果で終わってしまったことから、今季もう同じ失態は許されない。その上、阿部勇樹、鈴木啓太、田中達也、山田直輝(負傷離脱中)、エジミウソンらに加え、今季加入の柏木陽介とキラ星のごとくタレントが揃うことから見れば、今シーズンでの復活はチームの絶対的使命となるであろう。しかしながら、大黒柱であった闘莉王が抜けたことによる守備面の不安はやはり拭い切れないだけに、この一戦を自分たちの現状確認の重要な場とし、開幕までの最後の準備にプラスとなるゲームにしておきたいはずだ。

いずれにしても、両者このプレシーズンマッチを意味あるものにしなくてはならない。カテゴリーこそ違えど、どちらも本当の勝負となる2週間後からの戦いのためにこの一戦を有効に活かさなくてはならないだろう。
そして最後にもう一度徳島へ話を戻すが、本当の問題というのは本気でチャレンジしてこそ見えてくるもの。だから選手たちには自分たちが今季目指す攻撃的サッカーを思い切って展開し、全力で浦和にぶつかって欲しいと思う。

以上

2010.02.20 Reported by 松下英樹
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着