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【アジアカップ2011予選 日本 vs バーレーン】プレビュー:「危機感の中で戦う」と言う本田圭佑は日本を救えるのか。若手主体での来日が予想されるバーレーンを相手に、結果を求めたい(10.03.03)

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3月3日(水)AFCアジアカップ2011カタール 予選Aグループ第6戦 日本 vs バーレーン(19:00KICK OFF/豊田ス)
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ツメが甘いと言われればそれまでだが、一目見て「その手があったか」と膝を打ってしまった。抜群のパスワークを誇りながら、それがシュートに結びつかない日本代表の課題解消のためなのか、岡田監督は3月1日に行われた練習時に、本田圭佑をFWのポジションに置いた。
日本代表と決定力不足とは、どうにかして治したくても治せない宿痾のようなものであると認識されてきた。それでもシュートを打って決まらないのであれば、まだ救いようはある。しかし日本人選手はシュートすら打たないことが多く、それが苛立ちに拍車をかけるのである。ところが本田は違う。ミスの責任を背負うことを厭わず、シュートを放ち続けられる強いメンタリティを持つ選手である。
3月1日の練習後。報道陣からの「東アジア選手権で日本代表が結果を残せなかった。ここで結果を出せばアピールになるのではないのか?」との質問に対し「そのとおりだと思います」と答えると即座に「ただし、その逆になる可能性もある」と話した。得点できなければ批判の矢面に立たされる可能性と向き合うのである。そして、だからこそ「危機感を持って準備しています。一切の言い訳はできないと思っています。点を取れなかったり、結果を出さなければダメ」と言い切った。
日本代表はボールは保持できる。ただ、それをゴールに結びつける最後の1枚のピースを求めてきていた。だからこそ、この本田のFWでの起用に希望を見出したいと思っている。

本田をFWで起用するとして、前線にターゲットが出現するのも日本代表にとってはプラスになる。先日行われた東アジア選手権の日韓戦後の記事の中で、前線にわかりやすいターゲットが欲しいと書いた。その点、本田であれば182cmの身長を持っており、髪も金色に染めていて目立つ。日韓戦のように最終ラインにまで厳しいプレスをかけられ、どうしても繋げなくなった時に、スペースにぼかしたフィードを蹴らされるのではなく、わかりやすいターゲットになってくれるはず。また本田自身も「ボールを引き出すために下がることはしないです。プレッシャーのあるところでやります」と話し、前線で勝負し続けることを明言している。最終ラインからのフィードがどの程度本田に集まるのか。本田を起点とした攻撃がどの程度生まれるのか注目だ。

攻撃にばかり目を向けてきたが、岡田監督は昨日の練習前に守備について選手たちに指示を出している。それまではボールを奪われた瞬間に攻守を切り替え、より高い位置でボールを奪ってショートカウンターを仕掛けるというサッカーをやってきた。しかしこれは運動量を要するサッカーであり、ファーストディフェンスをかわされてしまうと、とたんに数的不利な状況が生まれる難しいサッカーでもあった。そうした反省を踏まえたのか、守備時におけるポジショニングについて説明。各選手に一度ポジションに帰るよう指示を出している。状況に応じ、時には守備陣形を整えて待ち構えることも必要なのだと述べているのだろうが、相手を圧倒するプレッシングサッカーを磨き上げてきたチームなだけに、もしリトリートサッカーへの転身を図っているのであれば、少々残念な話である。日本代表がどんなサッカーを目指すのか。実際に試合を見て判断したいと思う。

今回のバーレーン戦は、2011年にカタールで開催されるアジアカップの予選として行われる。日本代表にとってアジアカップは大事な大会ではあるが、すでに予選通過が決まっており、このバーレーン戦は消化試合となる。しかし、ワールドカップ南アフリカ大会開幕まで100日となった今、チームを熟成させ、新しい組み合わせを試すことのできる数少ない機会である。ワールドカップ本大会前を除外すれば、海外組を招集できる最後の公式戦だという点も大きい。前述の本田に加え、長谷部誠、松井大輔、森本貴幸。国内に復帰したが中村俊輔といった選手たちがどのようにチームに融合するのか見てみたい。

日本とともにアジアカップ出場権を確保済みのバーレーンは、その一方でワールドカップ出場を逃しており、この試合に対する位置づけは微妙である。バーレーンのマチャラ監督はアジアカップ本大会への出場権を確保した1月6日の香港戦後に「若手や国内で活躍するプレーヤーにイエメンと日本との残り2試合でチャンスを与えるつもりだ」と明言しており、実際に1月20日にイエメンで行われたイエメン戦では選手を入れ替えて戦い0−3で敗戦している。チャンスを与えられた選手はそれぞれに戦うのだろうが、チームとしての熟成度が高くなることはない。そういう点では局面で負けなければ、試合を支配する展開が予想される。
東アジア選手権での日本代表不振の理由の一つとして、コンディション不良が上げられていた。しかしJリーグ開幕まで1週間を切ったこのタイミングで、それは言い訳にはできない。相手を圧倒する試合内容で、大量得点での勝利を期待したい。日本代表を覆い尽くした悲観論を一掃するような試合を見せてほしい。

以上

2010.03.02 Reported by 江藤高志
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