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【J2日記】福岡:16年目の始まり(10.03.04)

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「悪い流れの時は必ずある。その時にみんなで助け合えるかが大事。サッカーは1人ではできない」と話すのは丹羽大輝キャプテン。目の前に立ちはだかる様々な障害物を全員の力を合わせて乗り越えられるか。それが 今シーズンの福岡の行方を決める

雁の巣球技場に自転車で通っていると、季節の移り変わりが手に取るようにわかる。影の長さ、並木の緑の濃さ、群生するコスモスや菜の花のほころび。普段は見過ごしてしまいがちな風景も、自転車をこいでいると、そのひとつひとつが目に飛び込んでくる。そして、最も季節を感じさせるのが風だ。冬の間、強く吹き付けていた向かい風が、ある時、暖かな追い風に変わる。春の訪れを感じる瞬間。それはJリーグの開幕を告げる風でもある。そんな風を受けながら「今年もいよいよ開幕だな」と心の中でつぶやく。

チームの準備は万全だろうか。そんな思いを胸に抱いて毎日の練習を見る。うまくいっているところがあればニヤリとしながらメモを取り、相変わらずの課題には「そろそろ修正しようよ」とつぶやきながらメモを取る。期待に胸を膨らませる日もあれば、不安にさいなまれる日もある。「やれる」という気持ちと「厳しいかも」という気持ちが交錯するのはいつものこと。複雑な思いで心が揺れる。それでも開幕を待ちわびるワクワク感は高揚していく。それも地元にプロサッカークラブがあればこそ。複雑な思いも悪くない。

さて、アビスパの前身である藤枝ブルックスが福岡にやって来たのは1995年。今年は16年目のシーズンを迎える。振り返れば様々な出来事があった。どちらかと言えば、楽しくない思い出のほうが多かったかもしれない。けれど、楽しい思い出も悔しい思い出も、全てはクラブの歴史のひとつとして積み重ねられていく。その全てが大事な財産。過去に学び、夢を忘れず、たとえ小さな一歩でも、前へ向かって歩み続ける限り、必ずゴールにたどり着く。そして今、アビスパは変化の予感を漂わせながらリスタートの時を待つ。
その予感が具体的な形となって実を結ぶのか。それとも産みの苦しみを味わうのか。それはサッカーの神様のみぞ知ること。いま言えることがあるとすれば、それは簡単なシーズンにはならないということだけだ。目の前に現れるであろう様々な障害物を、どうやって乗り越えるか。それが問われるシーズンになる。キャプテンの丹羽大輝は話す。
「シーズンには悪い流れの時が必ずある。その時に互いに助け合って戦うことが大事。サッカーは1人じゃできない。みんなで戦うことを大切にしたい」

「みんな」とは選手たちだけじゃない。監督、スタッフ、クラブ職員、ファン・サポーター、メディア、そしてアビスパに関わる全ての人たちのこと。それぞれの思いを、それぞれの立場で、それぞれの形で表すことで、アビスパとアビスパに関わる人たちがひとつになり、それが大きな力を生む。
戦いは3月6日、レベルファイブスタジアムで幕を開ける(13:00 vs甲府)。さあ、心新たにスタジアムへ出かけよう!

以上

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2010.03.04 Reported by 中倉一志
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