4月3日(土) 2010 J1リーグ戦 第5節
C大阪 3 - 1 京都 (13:04/長居/8,926人)
得点者:31' 香川真司(C大阪)、52' 香川真司(C大阪)、70' 宮吉拓実(京都)、90' 播戸竜二(C大阪)
スカパー!再放送 Ch180 4/4(日)21:30〜(解説:長谷川治久、実況:本野大輔、リポーター:森田純史)
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長居公園の満開の桜がそうさせたのか、C大阪にもようやく春がやってきた。
関西ダービーとなった一戦で京都を3-1と下し、J1に昇格した3チームのなかで一番遅くなってしまったが、今季初勝利を挙げることに成功。2006年10月28日の甲府戦(@小瀬)以来、1253日ぶりにJ1で勝ち名乗りを上げた。
「チャンスを確実にものにして、しっかりと結果を伴うものになったことをうれしく思う。内容も勝利に値するものだった」とレヴィークルピ監督も振り返ったように、前半からC大阪は積極的に仕掛けることができた。両サイドの高橋大輔、尾亦弘友希が再三オーバーラップを仕掛け、ボランチのアマラウにもこれまでになかった前への意識が数多く見られるなど、「今日はチーム全体として前から行けていた」(羽田憲司)。
7分に香川真司のミドルが京都DFに当たってクロスバーを直撃し、そのこぼれ球を乾貴士がフリーでヘッド。これは惜しくも枠を外れてしまい、一瞬嫌なムードが立ち込めたのだが、それでもこの日のC大阪は動じなかった。そして、流れを呼び込んだのは、エースの香川だった。
32分、京都MFディエゴがC大阪ゴール前に迫るも、GKキム ジンヒョンがディエゴに渡ろうとしたボールをペナルティーエリア内でキャッチすると、ここから速攻が起動。高橋、乾と素早くつなぎ、乾が前向きに持ち出してドリブル。そこから縦に右アウトサイドで絶妙の浮き球スルーパスを出すと、ここに走りこんだのが、香川だった。8番は左足でチョンと合わせてループシュート。これが決まり、「今季初めて先制点を決めることができた」(レヴィークルピ監督)ことで、C大阪は主導権を得た。
さらに後半、この試合で取った布陣、アンカーに羽田憲司を置いたことが、まさに実を結んだシーンから、2点目が生まれる。羽田がハーフウェーライン付近で「あそこを取ったらチャンスだなと。ディエゴが引いていたので」というように、狙いを定めると、見事にディエゴに渡ろうとしたボールをカット。そこからショートカウンターが生まれると、マルチネスがエリア内でループキック。「クロスを狙ったが、ゴールに向かってしまった」というボールはゴールの枠ギリギリのところへ行き、これにアドリアーノと京都GK水谷雄一が反応。2人がつぶれるような形になり、ボールがこぼれると、そこを狙っていたのが香川。ゴール前に走りこむと、冷静にボールをプッシュし、追加点を獲得。エースの連続ゴールでC大阪はリードを広げる。
その後、京都FW宮吉拓実に左ボレーを決められ、1点差に詰め寄られ、なおも反撃にあったC大阪。そこでレヴィークルピ監督は2枚の札を切る。パワーダウンした乾とアドリアーノに代えて、播戸竜二、家長昭博を投入すると、この交代策がバッチリとはまる。
「ボールを中盤で奪われないようにしていた」という家長が見事なキープ力で前線にためを作ると、再びリズムはC大阪に。終盤、GKキムの身を挺したクリアでピンチを逃れると、ダメ押しは終了間際の90分に生まれる。決めたのは、ムードメーカーの播戸。家長の左クロスを左ボレー。これがきれいにゴールネットに吸い込まれ、3-1。これで勝負は決まった。移籍後初得点となった播戸は喜びを爆発させ、ガッツポーズ。ベンチにも駆け寄り、選手や監督と熱く抱擁をかわしていた。
これで遅まきながら1勝して、ようやくスタートラインに立つことができたC大阪。「サポーターの皆さんに満開の桜の花見を気持ちよく楽しんでもらうためにも、今日の勝利は本当にタイミングのいい勝利ではなかったかと思う」とレヴィークルピ監督も上機嫌だった。あとは、「この勝利がチームにさらに安定感をもたらせてくれると思う」という言葉が現実になるかどうか。当然、次節の横浜FMとのアウェイ戦は重要なものになる。
以上
2010.04.04 Reported by 前田敏勝















