7月27日（火） 2010 J1リーグ戦 第15節
清水 3 - 2 Ｃ大阪　（19:03／アウスタ／13,317人）
得点者：17' 兵働昭弘（清水）、37' 藤本淳吾（清水）、57' 岡崎慎司（清水）、82' オウンゴ−ル（Ｃ大阪）、90'+4 マルチネス（Ｃ大阪）
スカパー！再放送 Ch183 7/28（水）前09:00〜
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●ヨンセン選手（清水）：
「再開してから勝ってなくて、引き分けが続いていたので、流れを変えなければいけないというのが重要だったと思うが、今日は勝つことができたので、これで雰囲気を変えて、良い方向に持っていけると思う」

Q:どのあたりが勝利につながったでしょうか？
「今日はサイドをうまく使えたということだと思うし、クロスも多く上げられたと思う。今日は全体的にポジティブに物事を考えて動けていたし、チャンスも多く作れていたと思う」

●兵働昭弘選手（清水）：
Q:先制点のシュートはブレさせるように意識して蹴った？
「ブレさせようというか、ブレるような蹴り方を練習しているから。正面に飛んじゃったなと思いながらも、良い具合にブレてくれた」

Q:藤本選手へのアシストのシーンは？
「あそこはタク（本田）か誰かがインターセプトして、それをもらって（パスを）出した。オフサイドぎりぎりかなと思ったけど、淳吾（藤本）が良い感じで走り出していたので。今日は非常に良い高さでボールをもらえていたし、シュートの意識も高かったので、これを続けてやっていければいいなと思う」

Q:立ち上がりはなかなかリズムが出なかったけど、そのへんで焦りはなかった？
「ちょっとは焦りもあったけど、めちゃめちゃ危ないかといったらそうでもなかったし、最後のところはしっかり押さえていたから、そのうち流れは来るだろうなと。中2日でちょっとダラッと入ってしまうのは恐かったから、そこは意識しながらやっていたつもりだけど、思った以上に相手も来ていたし……。まあ欲を言えばスタートから自分たちのリズムでやれればいいけど」

Q:相手がメンバーが変わったりして、やり方がわからなくて戸惑ったところもあった？
「それもあったし、去年もやっていないからわからないところも多少あった。1トップの選手がうまく背後を突いてきていたから、そこで最初は戸惑いがあったけど、うまく対応してくれていたと思う。流れから失点はしていないし」

Q:3点目も非常に良い形でしたね。
「本当は自分がフローデ（ヨンセン）にしっかりパスを通せれば良かったんだけど、相手もコースを切っていた。ただ、フローデが打たないでしっかりオカ（岡崎）に落としてくれたのは、あいつらしいなと思う」

Q:あそこで岡崎選手を追い越せる兵働選手もかなりコンディションが上がってきているのでは？
「それはあると思います。あそこは出ていかないとダメだなろなと思ったから、ここは走らなきゃなと思って走った」

Q:ああいう良い形の速攻が出てくれば、チームとしてもかなりプラスになりますよね。
「そうですね。とくにリードしてからは、うまく守りながらカウンターを狙っていければいちばん良いと思うから、そういう形で3点目を取れたのは良かった」

Q:これで鹿島と勝点1差になりましたが
「できることなら逆転してから鹿島と戦えればいちばん良いと思うけど、最悪このまま1差で直接対決できるようにするためにも、次の湘南戦は本当に重要になってくると思う。しっかりリカバーして、なるべく良い状態で次の試合に臨みたい」

●岡崎慎司選手（清水）：
「今日は良い形で先制して、その後も良い形でシュートまでいく形が多かったので、良いサッカーができたと思う。自分自身もつねに仕掛けていかなければいけないと思うし、チームとしてもそうだし、チームと一緒に成長していければと思う。あと、今年に入ってからチームのみんなが点を取れているので、それはすごい強みかなと思う」

Q:最後のクロスの飛び込みなどを見ると、かなり乗ってきたなと感じましたが。
「そうですね。フローデと良い形でクロスして。ただ、ああいう場面を決められれば良かったと思うし、帰っても悔しくて眠れないシュートがいっぱいあったので（笑）、また点を取れるように頑張りたい」

●岩下敬輔選手（清水）：
Q:向こうは小松選手を狙ってくるボールが多かったと思いますが。
「裏を狙ってくるのはわかっていたし、シャドーの選手が（1トップの）周りを動いていたので、そこのところはしっかり対応しようと試合前からケアしていた。2失点はしたけど、流れの中ではそんなに崩されていないし、平岡と良い関係でしっかり対処できたと思う。サイドバックとのチャレンジ＆カバーも、ある程度できたかなと思う」

Q:向こうのメンバーもいろいろ変わって、最初は相手の出方に戸惑うようなところもあった？
「まあでも1点取ってからは、落ち着いて中盤も回せるようになってきたし、ビルドアップでもうまいこと相手を押し込んでプレーすることもできていたので、前半は理想的な感じで、うまくいかない時間帯でもしっかりしのいでやれたかなと思う。小さいミスはあるけど、そういうところはやりながら上げていけばいいと思うし、ちょっとずつ良くなっていければいいと思う」


●茂庭照幸選手（Ｃ大阪）：
「ちょっと消化不良な内容だったけど、さすが清水は強いなという印象がある」

Q:監督が少しコンパクトにしきれなかったと言っていましたが。
「そうですね。連戦の疲れもあって…条件は同じなので言い訳はできないが、僕の個人的なプレーでも、今年いちばん出来が悪い内容だったと思う。これを続けたらチームは勝てないと思うから、しっかり反省して、しっかり休養をとって、磐田戦につなげていきたいと思う」

Q:清水に前からプレッシャーをかけられて、ラインを上げきれなかった部分がありましたか？
「ラインを上げるというよりも、前になかなかボールを運べなかったというところで、最初の失点もショートカウンターで…結局3点ともミスからカウンターからだった。夏場では、あの形をなるべく作られないように、後ろはセーフティーに、取られたらすぐ戻るというように。体力の消耗を少しでも減らすためにも、ああいうところでミスするのはチームにとってマイナスだと思う。そのへんも、やればできるチームというか、元々はあのへんでミスをするようなチームではないと思うので。今後の反省として、ああいうふうに前から来るチームでも落ち着いて、ある程度回すという意味では、セレッソは良い経験を積めたと思う。

去年までずっとJ2でやっていて、ある程度引いてくるチームとやっていたと思うけど、こういうJ1のトップレベルで、とくに前から厳しいプレスをかけてくるチームに対して3失点してしまったというのは、逆に前向きに捉えたい。今後セレッソがステップアップするために、そういう中でもやっていかなければいけないという良い経験だと思って、しっかり受け止めたいと思う」


●播戸竜二選手（Ｃ大阪）：
「今日はエスパルスが良かったというか、最初から気持ちを出して前から来てというふうにやっていたので、それで後手後手に回っていた部分はあった。この前ああいう形で勝って、エスパルスという強い相手に対して、自分たちがどれだけできるかということだったと思うけど、そこで相手が前から来たときに、やはりもうちょっと戦い方というか…。今までこれだけ前に来られた戦い方はなかったので、ちょっと最初は面食らった感じで、我慢しきれずに失点してという感じだった。ああいう中でしっかりと我慢して、点を取られないようにコミュニケーションをとって、どういう風にやっていくべきかという話し合いであったりとか、そういうのはやっていく必要があったのかなと思う」

以上