8月1日(日) 2010 J2リーグ戦 第20節
北九州 1 - 1 水戸 (18:03/本城/2,389人)
得点者:14' 大島康明(北九州)、51' 吉原宏太(水戸)
スカパー!再放送 Ch183 8/2(月)後08:30〜
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雲一つ無い快晴。夕方でも気温は30度を超えたままで、蒸し暑い中でキックオフを迎えた。
開始から5分、10分と経っていくにつれて、ピッチの上の戦いもヒートアップ。ただ、その熱の向かう先は誉め言葉としての「白熱したゲーム」ではなかったように感じた。ラフプレーが目立ち、全体的に締まりのない展開。メンタル面でのクールダウンができないまま時間だけが過ぎていった。
選手たちに熱を持たせたのは、立ち上がりからボールが繋がらないイライラだったのかもしれない。細かなパスを繋ぎながら押し上げていく組み立ての中で、両チームともにパスミスやトラップミスが出てボールが思うようには繋がらず、水戸・吉原宏太が「前半暑くて足が止まっていた」と振り返るように特に序盤は水戸にミスが多かった。
その中で一瞬の隙を突いたのが北九州の佐野裕哉と大島康明だった。自陣右サイドにいた佐野が前方に向けて大きくフィード。そこに大島が飛び出してキーパーと1対1の場面を作ると、落ち着いてゴール左隅に決めて先制した。「(水戸の)バックラインが少し前気味に来て、両サイドバックの後ろがけっこう空いていた」と与那城ジョージ監督。水戸の最終ラインは裏を狙った攻撃に対応できず独走を許してしまった。
北九州はその後の時間帯も何度かチャンスを作ったが決めきれず前半終了。
ハーフタイムでは与那城監督が立ち上がりを気をつけるよう指示したのだが、後半は一転して水戸のゲームに。そして北九州は気をつけていたはずの開始直後に同点弾を浴びてしまう。
水戸は左サイドから保崎淳がゴール前に向けてロングボールを送り込むと、このボールに吉原宏太が直接右足で合わせて同点ゴール。「保崎がすごくいいボールを蹴ってきたので決めるだけでした」と吉原。保崎の精度の高いクロスと、吉原の正確なシュートがピタリとはまった攻撃で、北九州には防ぎようがなかったと言えるほどの完璧なゴールシーンだった。
ただ得点は両チームがロングボールを起点に決めたこの2点のみ。試合開始直後から目立っていたラフプレーも、パスミスも、試合終了まで引きずり続けた。パスを繋ぐサッカーはそこにはなく、ゴール前に送り込めたとしても決定機を逸し追加点を奪うことはできなかった。吉原は「最後の詰めが甘い。質が悪かった」と反省。北九州の重光貴葵も「(失点後)バタバタして、終わりまで続いてしまった」と振り返っていた。
この試合を総括するならば、桑原裕義の言葉が的を射ている。「前半でも後半でも立ち上がりで失点というのは、単に集中が欠如していたということだろう」。酷暑の中での試合で集中力を維持するのは容易ではないかもしれないが、自分たちがやりたいサッカーを貫くためにも、思わぬ失点をしないためにも、メンタル面での充実が求められる。
以上
2010.08.02 Reported by 上田真之介
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