8月1日(日) 2010 J2リーグ戦 第20節
富山 3 - 2 岐阜 (18:04/富山/6,169人)
得点者:19' 朝日大輔(富山)、30' 押谷祐樹(岐阜)、36' 佐藤洸一(岐阜)、76' 木本敬介(富山)、79' 朝日大輔(富山)
スカパー!再放送 Ch185 8/2(月)後01:30〜
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富山がシーソーゲームを制した。開幕戦で逆転負けした岐阜にリベンジし、東海北陸ダービーの通算成績も2勝1分2敗のタイに戻った。逆転を許しながら再逆転で勝利をものにした試合は昨季もなく、Jリーグ入りして初めてのこと。今節から始まった後半戦に弾みがついた。
富山は前節から先発メンバー3人を入れ替えた。FW木本敬介は8試合ぶりのスタメン。練習中に負傷したFW苔口卓也に代わって今季初めてトップでの先発起用だった。開始41秒、ミドルシュートを放ってゴールへの意欲をみせる。触発されたように9分にもMF朝日大輔が遠めから狙う。ボランチの長山一也、舩津徹也も機をみて攻め上がりチャンスメークした。再開後の2戦は失点してから目が覚めて攻勢に移るパターンが続いたが、今回は前半から積極的にゴールに迫った。
先制点は19分。左サイドで朝日が長山に預けてDF裏へ走り込むワンツーがきれいに決まり、冷静にゴールに流し込んだ。狙い澄ました長山のスルーパスの軌道に、FW黒部光昭が絡んで相手を引き付けた。
その後はともに攻め合って落ち着かない展開ながら、やや富山のペース。MF川崎健太郎から木本へのスルーパスなどで好機をつくったが追加点を奪えない。すると30分、岐阜はFW嶋田正吾が中央で仕掛けて起点となり、オーバーラップしたDF秋田英義が左からクロスを上げる。こぼれ球を逆サイドで拾い直したMF押谷祐樹がミドルシュートを突き刺して同点に追いついた。36分には直前に投入したばかりのFW佐藤洸一がMF池上礼一からの浮き球のパスを受け、ワントラップでDFを交わして一気に逆転した。
撃ち合いの様相となった前半をうけて富山の楚輪博監督は「逆転するぞ」、岐阜の倉田安治監督も「あと1点必要だ」とハーフタイムに選手を鼓舞。後半も攻め合う展開が続いたが、次の1点がなかなか入らない。富山は後半2分に朝日、同16分には黒部が決定機を迎えるがゴールは奪えず、岐阜も富山のGK中川雄二の好セーブに追加点を阻まれた。
明暗が分かれたのは残り15分を切ってから。富山は立て続けにフレッシュな選手が3人入って運動量を維持。一方の岐阜は足が止まり出した。倉田監督は「練習を欲張ってコンディショニングを誤った。自分のミス」と振り返る。同様の理由で交代のカードも早々に2枚切ってしまっており、両チームの勢いに差が生まれた。
同31分に右からのクロスを途中出場のFW永冨裕也が頭で折り返し、木本が足先で押し込んで同点。直後の34分に朝日の本日2点目で再逆転した。同じく途中出場のMF渡辺誠が左サイドでためをつくり、パスを受けた木本が左サイドをえぐった。ファーに走り込んでくる朝日を確認してセンタリングし、ダイレクトシュートに結びついた。
富山は勝点19の17位と順位は変わらなかったが、勝点23−19でひしめく10−16位グループに接近した。「今日は後ろからも飛び出してくれて、よい攻撃ができた。これを続けていくことができれば得点は増える」と朝日。上位の背中を視界に捉え、追い上げのピッチは上がるだろう。
リーグ再開後の初勝利を逃した岐阜は、倉田監督がコンディショニングを再検討するという。次節の戦いぶりに注目が集まる。
以上
2010.08.02 Reported by 赤壁逸朗
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