スカパー!生中継 Ch181 後06:50〜
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秋田豊体制での待望の得点と勝点。わずかではあるが、ようやく一つ結果を出し、京都が西京極に帰ってくる。現在の厳しい状況は全く変わらない、が、これまで取り組んできたことに対して結果が出たことで、精神面でひとつ落ち着くことだろう。
湘南との対戦。前半途中から「全体のバランスが悪く、間延びした」(秋田監督)とフォーメーションを巧みに変え、後半勝負となった。後半早々から決定機を掴み、そして59分、金成勇が放った強引なシュートが相手DFに当たりコースを変え湘南ゴールに吸い込まれる。欲しかった1点、そして先制点を掴んだ瞬間だった。その後逆転されるも、90分+5分、今度は柳沢敦の執念の同点弾が飛び出す。試合終了。わずか勝点1ではあるが、大きな勝点1である。このポイントが気持ちを大きく上向きにさせてくれるはずだ
注目点は、決定機が多かったこと。柳沢のポスト、バーに嫌われたシーンも、後半開始早々のサイドからの崩しに対しての中山博貴のシュートと、得点を予感させる攻撃が多かったのは自信になる。「色んな場面が出てきた。それが出てくれば結果も出せる」と秋田監督も、決め切れないもどかしさ、まだ状況の厳しさを自覚しながらも、口にする。
第20節、西京極に迎える対戦相手は、前回の対戦で2−2と引き分けた横浜FM。前節は山形に0−1とセットプレーから惜敗したが、中盤でパスを散らす小椋祥平、そして、サイドでは右の中村俊輔、天野貴史がコンビネーションを見せ、前線は山瀬功治、渡邉千真、長谷川アーリアジャスールと能力の高い選手を使い分ける。「攻撃力、高さ、セットプレーがある」(秋田監督)と、かなり手強い相手だ。
安藤淳は相手の攻撃について「(誰が、ではなく)チームとして回してくるのでミスを誘って主導権を取りたい」と話し、対戦のイメージを掴もうとしていた。
守備では、サイドの攻防は注目点だろう。特に、中村俊輔のサイドは、サイドバックの天野貴史がどういう形で上がってくるか。京都は中村太亮が対応することになるが、中村俊輔のケアをしながらも、状況を見極めて天野へボール奪取へ向かわなければ、相手から流れは奪えない。森下俊とのコミュニケーションを取り、相手がどうやってサイドを攻略してくるか、中盤とも連係しながら見極めなければならないだろう。
そして、前線の守備と、前線、中盤、最終ラインとのバランスも鍵になる。相手の心臓部・小椋、松田直樹を前線でコントロールしたいところだろう。パスの起点を抑える。個の能力の高い横浜FMの攻撃陣を連動させなければ、局地戦に持ち込める。球際で勝てば、試合に勝てる、と勝負のポイントを絞り込んだ方が良いのではないか。
だが、何よりもミス、これを減らさなければならない。湘南戦の田原豊に同点にされたシーン。秋田監督は「田原のシュートだけでなく、そこに至る前からも色々と原因はある」と話すが、ディフェンスの集中の途切れた、次の展開を予測し切れなかった対応にも問題があるのではないか。
「負けに不思議の負けなし」とはプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの元監督・野村克也氏の言葉である。テレビでこの言葉について「野球はミスをした方が負けるんです」という趣旨のことを言っておられた。また、福岡ソフトバンクホークスの元監督・王貞治氏もNHKの番組で「プロはミスをしてはいけないんです。人間だからミスをすることもある、というと人はミスを繰り返す。だからプロは基本的にはミスをしてはいけない」といったことを話されていたことがあった。プロ野球という勝負の世界で生きてきた両氏の言葉である。勝負に勝ち切れない京都に、京都の選手に、重くのしかかる言葉ではないのか。
シュートミス、クロスミス、パスミス、判断ミス、守備規律のミス、集中の途切れ。浮上のきっかけが欲しいとは、良く聞くが、そのチャンスは試合中に何度もあったはず。それを手放したのは自分自身だという自覚も必要ではないのか。勝ち切れなかったことに「不思議」など無いのである。
今節、横浜FMは強い相手ではあるが、京都にも確実にチャンスを作る力は、ある。逆にピンチも出てくるだろう。その瞬間、ミスをした方が負けるのだ。
京都は中2日という日程での3試合、肉体的に不利なのは十分理解しているつもりである。だが、肉体を動かす「心」の部分で負ける姿は、絶対に認める気にはならない。今節はそこをサポーターに見せる試合となるはずだ。絶対に勝ちにいく、という決意を是非見せてもらいたい。
以上
2010.08.20 Reported by 武田賢宗













