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【第90回天皇杯2回戦 大分 vs ロック】プレビュー:若手のモチベーションの高い大分がJクラブ・キラーのホンダロックを迎え撃つ。炎天下の3時キックオフ。暑いピッチで熱い情熱が火花を散らす。(10.09.04)

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9月5日(日)第90回天皇杯2回戦 大分 vs ロック(15:00KICK OFF/大分陸)
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試合前予想(13:10現在):大分勝利 1924票 vs ロック勝利 800票
チケット情報天皇杯特集
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元日決戦に向けて、熱き戦いが始まった!
プロ、アマ問わず、すべての(第1種、第2種)チームが参加できる日本最強を決定するトーナメント戦、天皇杯全日本サッカー選手権大会。

J2リーグ戦で低調な戦いを続ける大分は、残りのリーグ戦の起爆剤として、また大分トリニータという名を“再び”全国にアピールするためのチャンスとして、この大会に臨む。ただ、雷雨により中止となった第19節水戸戦の再試合が1日に行われ、記録的な猛暑が続くこの時期に、8日間で3試合をこなさなければいけない過密スケジュールで選手の疲労はピークだ。皇甫官監督は「それを含めて考える」と、主力、特にベテランを休ませ、若手主体の「コンディションのいい選手を使う」ことになりそうだ。森島康仁は「W杯中断明けから調子はいい。(6試合ぶりの先発出場となった)甲府戦でもアピールできたと思ったが、次の試合で外された。悔しい思いを天皇杯にぶつけたい。それには結果が全て。得点しか考えてない」と鼻息は荒い。水戸戦でプロ初得点を記録した井上裕大は「どんなに過酷な連戦であろうと試合をしたい。いまプロ生活3年目で一番充実している。2戦連発?そんなに上手くはいかないと思いますが狙いたいです」と意気込みを語り、正GK下川誠吾の負傷でチャンスが巡ってきた5年目の清水圭介も「自分の持ち味であるキックでカウンターの起点となりたい」と、若手にとっては先発定着に向けて格好のアピールの場となる。

対戦相手となる宮崎県代表のホンダロックはJFLのチーム。3日の大分県代表のHOYO Atletico ELANと対戦し、相手の運動量が落ちてきた後半に勝負をかけ、逆転勝ちで2回戦に駒を進めた。前回大会ではJ2の東京Vを2回戦で破った実績もあり、Jクラブ・キラーとして今大会も猛威を振るいそうだ。
廣池寿監督は「Jクラブとの対戦は劣勢になることは分かっている。大分との試合もボール回しで動かされたなかで、どれだけ守備ができるかがポイント。炎天下の3時キックオフなんで、前半を無失点に抑えればチャンスはある。今日の試合のように後半15分過ぎたあたりからバテてくると思うので、そこから」と勝負どころを定めている。

カテゴリーが異なるチームとの対戦はJのクラブにとっては厳しい戦いとなる。引いて守る相手に対し、強固な壁をこじ開けようとして前のめりになったところをカウンターで一発、という場面を多く見てきた。実際に前回大会の大分はJFLの横河武蔵野FCと対戦し、PK戦までもつれこむ大接戦を演じた。一発勝負のトーナメントの怖さを知る高松大樹は、「向かってくる相手に対して『やりにくい』と考えているうちは“受け”になる。立ち上がりから自分たちのペースで戦う」と気を引き締める。
今夏二度も日本一暑い地域として記録された大分での開催。試合日となる5日も猛暑日と予報されている。選手には過酷な条件ではあるが、暑いピッチで熱い戦いを期待したい。

以上

2010.09.04 Reported by 柚野真也
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