10月2日(土) 2010 J2リーグ戦 第29節
北九州 1 - 1 大分 (14:04/本城/7,470人)
得点者:74' 東慶悟(大分)、90'+5 レオナルド(北九州)
スカパー!再放送 Ch183 10/5(火)前06:00〜
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十中八九手にしていた勝利が最後のワンプレーでこぼれ落ちた。第4審判がアディショナルタイム知らせるボードを出してからの5分。北九州の猛追に対し、自陣に全選手が守備網を張った大分だったが、佐野裕哉にクリアボールを拾われ、最後はレオナルドに押し込まれ勝点2を失った。静まりかえる大分サポーターと対照的に、ホームチームのゴール裏は歓喜で沸きあがった。12節の対鳥栖での90+4分、17節福岡戦の87分に続いて逆転ゴールを喫した大分は、『バトル・オブ・九州』で三度も試合終了間際の失点で涙することになった。
今節も手応えを掴みつつある3−4−2のシステムで試合に臨んだ大分は、前からプレッシングをかけてくる北九州に手を焼くものの、大半の時間帯で主導権を握った。台所事情の厳しい北九州の狙うべきツボを心得ていた。16分に素早いリスタートから土岐田洸平が、27分にも姜成浩が右サイドをえぐり、クロスから攻撃の形をつくった。「我々のサッカーができていた」と皇甫官監督が振り返るとおり、意図的にサイド攻撃を仕掛けた。ただ、ラストパスの精度に欠き決定機までは至らず、前半をスコアレスで終える。
後半は互いに主導権が握れず、シュート数、決定機ともに少ない試合であったが、74分にようやくスコアが動いた。ここまで大分の攻撃の中心となっていた東慶悟が、バイタルエリアでボールを受けると右足一閃。低い弾道の上手くコントロールされたシュートがゴール右隅に突き刺さった。このゴールで勢いづいた大分は、76分、78分と立て続けにチャンスを得たが、追加点を奪うことはできなかった。いい流れの中でゴールを奪えなければ、いずれ苦しくなる。定石どおり、その後は北九州のパワープレーに苦しんだ。ラインが下がり、ギリギリで凌ぎ、蹴り返すも再び攻め込まれることを繰り返した。ロスタイムでの失点は、ある意味当然の成り行きだった。
逃げ切りに失敗したのは、攻撃面の迫力不足に尽きる。いい形でボールを奪い、サイドを起点に素早く攻めるところまでは良かった。だが、そこから先がつながらない。早めのクロス入れるものの、精度が低く中のサポートも足りず、フィニッシュまで至らない。「形にこだわり過ぎてシュートの意識が薄かった。もっと意識してシュートを打つべきだった」と高松大樹は話したが、そうした意識がない現状、追加点の予感はほとんど感じられない。
大分はこれで6戦勝利なしという苦しい現実が続いている。3バックになってからは守備の役割が明確になった。「1失点は仕方がないもの」(皇甫官監督)であるなら、2点目を奪って勝つために何をすべきか。課題はそこに尽きる。
以上
2010.10.03 Reported by 柚野真也
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