11月6日（土） 2010 J1リーグ戦 第29節
Ｃ大阪 1 - 0 清水　（14:04／金鳥スタ／10,877人）
得点者：82' 小松塁（Ｃ大阪）
スカパー！再放送 Ch185 11/7（日）前04:30〜
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●レヴィークルピ監督（Ｃ大阪）：

「みなさん、こんにちは。今日の試合、内容から言うと、ここ数試合とほぼ同じ内容の、いいゲームだったと思います。ただし、ここ数試合に欠けていたゴールというものを、今日は決めることができました。非常に選手たちのパフォーマンスもよかったですし、最後は勝利という結果に結びつけることができて、本当にうれしく思います。ディフェンスも非常にいい対応をしていましたし、今日は攻撃陣が数多くのチャンスを作り、そしてしっかりとゴールという結果に結びつけました。これを信じて続けていくことが大切だと思っています」

Q:センタリングに対して、中に人が入ってこないところがありますが、得点不足の要因はそういうところにもありますか？
「おっしゃるとおりですね。その1つの要因としては、前線に小松以外は高さで勝負できる選手がいないということになります。アドリアーノ、永井、シャドーの3人も、決して高さで勝負できる選手ではない。ただし、クロスのチャンスというのはあるので、逆にグラウンダーの速いボールをゴール前に入れるような意識を持ってやっているのですが、それでもまだおっしゃっているとおり、前に飛び込んでいくという意識は、足りないところはあるのかもしれません」

Q:これまでの3試合と変わらないということですが、勝利できた今回、これまでと何か違いがあるとすれば？
「まず、練習のなかで、反復練習をフィニッシュの部分でしているので、それが最後は結果として出た部分があると思います。もう1つ、大事な要素は、メンタルの部分だと思います。自信を持ってフィニッシュをすることができるか、これも練習のなかで繰り返してきているので、そういった部分が違いとなって出たのかもしれません。改めて言いますが、ディフェンスの部分では非常にバランスよくプレーができているし、ゴール前での決定機という部分でも、シュートの数もここ3試合本当に多かったんですが、ゴールの数だけが足りなかったと。そのなかから、そういった変化が生まれて、今日のゴールに結びついたかと思います」

Q:勝点差で並ぶ清水との対戦でしたが、ACL出場権獲得に向けて大きな勝利だと思いますが？
「おっしゃるとおりだと思います。先週、名古屋に負けて、本当に悔しい思いをした。ただ、Ｇ大阪さんも鹿島さんも負けた。本当にそういう意味でも、悔しい1敗だったんですが、逆に今日、勝利を勝ち取った。ACL出場権獲得に向けて、とても大きなモチベーションになると思います」

Q:アドリアーノ選手の出場停止もあって、今日は小松選手が先発しましたが、彼の評価について。
「小松塁は今日が初ゴールということになりました。ただし、初ゴールとは思えないほど、彼は高いクオリティーを兼ね備えている。技術、フィジカル、ヘディングと、申し分ないものを持っているので、（チームにとって）本当に重要なFWの1人だと、いつも考えています。これまで（今季の公式戦で）25試合近くおそらく出場しているかと思いますが、フィニッシュの数をもっと増やさなければならない。そのなかでも、枠に打つシュート、ゴールの数、これらを増やしていくことが、彼の当面の課題だと思っています。でも、今日は、今まで足りなかったゴールという結果をしっかり残してくれたと思います」

Q:これまでは播戸選手を先発に使ったときもありましたが、今回、小松選手を使った意図は？
「理由の1つは、タイプの違いというのがあると思います。播戸はできるだけゴール前でポジションを取って、フィニッシュに結びつけるというタイプの選手。小松はサイドにどんどん流れて、スピードを活かした、個人で勝負、突破ができる選手。今日のゲームは、その彼の特長を考えて、小松を起用しました」

以上