11月17日（水） 第90回天皇杯4回戦
川崎Ｆ 3 - 3（PK 4 - 5）山形　（19:00／等々力／4,370人）
得点者：27' 田代 有三（山形）、45'+1 寺田 周平（川崎Ｆ）、54' 増田 誓志（山形）、79' ヴィトール・ジュニオール（川崎Ｆ）、93' 楠神 順平（川崎Ｆ）、118' 西河 翔吾（山形）
チケット情報 ｜天皇杯特集
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●長島裕明ヘッドコーチ（山形）：
「天皇杯は、これでベスト8になれたんですが、クラブの歴史の中でベスト8になったことがなかったんですね。（99年に）99年にあったんですね。はい、スミマセン。あったんですが、J2からJ1に上がってそのままチームが良くなっているところを、示したいということと、川崎Fさんには過去に一度も勝ててない。で点も取れていないんですね。ですから、しっかり守ることをベースにするんですが、ちゃんと自分たちの力でゴールを割って、トーナメントを勝ち上がっていけるように。リーグ戦と違って勝点1をとる戦いかたではなく、先行してゴールを積み重ねて、という事を天皇杯で見せたいという事ですね。リーグの谷間になっているので、ちょっと疲れが溜まっている選手とか、痛みをかかえている選手をコントロールしたり、あとは終盤までコツコツ続けてきた若手にチャンスを与えるという意味合いもあって、このゲームに臨みました」

Q:延長前半3分の失点はオフサイドだったようにも思いますが、そういう不運な展開でも選手たちにどんな声をかけたのでしょうか？
「ここで負けたらここまでのチームだし、逆にこういう中でこそ、しかもアウェイで僕らの戦う姿をアピールできる。せっかくのいい機会なので、やっぱり強気にサッカーを進めていくというところで、まずは精神的な部分。それと我々もかなりきつかったんですが、先行してゲームを進めていた分、向こうのベンチの動きのほうが早くて、僕らの方が後から起用するケースが多かったんですね。そういうこともあって、足は僕らのほうが動けていた。で、そこをしっかり、個の勝負だと負けるので、これは最初のゲームプラン通りにしっかり広げて、刻んで、外からという事ですね。その2つを意識しました」

Q:中2日ですぐにリーグ戦がありますが、120分戦ったこの勝ちをどうつなげるのか、教えてください。
「この前のリーグ戦が結構いい内容のゲームは出来ているんですが勝つことが出来なかったり、ほんとに力のあるチームに、勝ちそうになったんだけど、最後引き分けたりという終わり方があったので、その2ゲームの反省を今日生かすことができた。それを敵地磐田でまた今からすぐに準備して勝点3を目指して戦っていきたいと思います」

Q:長谷川選手を投入しましたが、そのタイミングについてと、起点が作れていましたが何か指示は？
「まずは4−3−3の守備から攻撃という流れが終始川崎さん相手に出来ていたんですね。で、若干つったり疲労が見える選手がいたので、その選手の様子を見ながら、長谷川選手をどのタイミングで使っていくのかを考えていたのがまず一つと、田代とハセもうまく活かしたいということで、2トップにしたときに中盤のバランスが崩れるのがひとつ怖かったんですね。アンカーの下村が攻守に渡って効いていると。そこはフリーになれる。だからこそ、効いているという事はあるし、そこを向こうの力のあるボランチ二人にマッチアップさせることが、中盤のバランスを薄くする事で相手の2トップが生きてきたりとかというのが怖かったんですが、そこの2トップをおもいきりよく入れると。ホントは後半の15分、ハーフタイムが終わってからスタートという方が、中盤の選手たちに徹底できる。わずか1分のコートチェンジの間に。ということも考えたんですが、ちょっとここのところ動きが遅くて変える前に点を取られているということがあったので、流れを見ながらやっぱり2分早めにという判断をして入れました」

以上