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【J2:第36節 岡山 vs 富山】プレビュー:順位なんて関係ない。相手を圧倒するスピード、力、気持ちでやりきる、第36節きっての好ゲームが同期昇格組のミッション!(10.11.22)

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11月23日(火)J2 第36節 岡山 vs 富山(17:00KICK OFF/カンスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前節・熊本戦の翌日、岡山・影山雅永監督は、「前半はゲームコントロールする時間も作れたし、ボールの動かし方などはいい方向に来ているんじゃないかと思った」と話した。熊本戦では12分にクリアミスから、67分にセットプレーから失点したが、一番の反省点は、熊本のFWファビオへのボールに引きつけられた岡山のボランチが最終ラインに吸収され、2トップ・岸田裕樹、白谷建人との間にスペースが空いてしまったこと。「カウンターには持ち込めても、後ろから人が来て厚みのある攻撃には出来なかった。それは僕らが前でしっかりキープ出来なかったことも原因」と岸田。「立ち上がりに蹴りすぎてしまった」と白谷。

しかし、速い展開でゴール前に持ち込んだシーンはあった。1本はポストに、もう1本はGKの好判断による飛び出しに阻まれてしまったが、白谷のシュートはリーグ戦が終わっても止まない勢いだ。影山監督が前向きに捉えるのは、素早い切り替えをべースに攻撃の形を作れること、守備面ではファビオに収められても決定的なシーンを作らせなかったことだ。セットプレーからの失点は、前々節・草津戦から2戦続いてしまったが、こちらは個人戦術で修正可能な部分として、2日後にやってくる富山戦には臨戦態勢を崩さない。

富山は前節・栃木戦で、立ち上がりからプレスを掛け、中盤の拾い合いで優位に立った。結果、前半の相手のシュート数をゼロに抑えた。しかし決定機に決められないまま後半に入ると、ロングスローから先制されてしまう。ここで、「必要以上にガクッときてしまった」(富山・安間監督)。66分の舩津徹也の退場も重なって、後半に3失点を喫して敗戦。安間監督就任2戦目の第31節・札幌戦から採用する「3-3-3-1」の3バックだと、マークは明確になるが、押し込まれると5バックとなり、後半は結局、守備に終始することになった。栃木の松田浩監督は試合後、「相手を相当に動かしておくこと、前半を無失点でしのぐことが前提だった」と述べた。富山が後半に失速したのは、運動量が落ちたこともあるが、メンタル面の影響の方が大きかった。岡山にとって3-3-3-1システムへの対応は、その栃木のやり方が参考となる。また同様に3バックを敷いた大分とのゲーム(第33節)で自分たちのやったことが、「奪いに行く時の参考になる」と影山監督。

素早い切り替えと厳しい寄せを身上とする両チームの戦いは、相手を抑え、いかにワンチャンスを掴むかに尽きる。「ここしかないだろう」、というワンチャンスの大切さを知るFW白谷、前節の交代出場手でごたえを掴み「もっと出たい」喜山康平、YKK APでもプレーした岸田、好調を保って出番を待つ西野晃平、サイドからチャンスを窺う澤口雅彦…。岡山はマックスの状態で、前回(第12節)大敗の借りを返したいと思っている。前節、アンカーとしてスタメン出場した18歳の森泰次郎、前々節・初ゴールを決めた19歳の関原凌河ら若手選手を中心に、試合ごとにメンバーを入れ替える富山は、今回、岡山・玉野光南高出身のFW苔口卓也、DF江添建次郎の出場はあるのか。リーグ戦残り2週間足らずとなった今、見たいのは、互いの良さがぶつかり合う同期昇格組のゲームだ。

以上

2010.11.22 Reported by 尾原千明
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