12/11 13:00 神戸 vs 札幌@ホームズ
★Jユースカップ2010特集
★Jユースカップ2010出場チーム紹介
三上陽輔、荒野拓馬といった、2種登録選手としてすでにトップチームでリーグ戦でデビューを果たしている選手に目が向いてしまいがちだが、この選手のポテンシャルにもぜひ、注目したい。この選手の持ち味は何と言っても、スピードを生かしたドリブルでの突破と、決定力だ。巧みなステップワークで相手DFをかわし、爆発的な速さで置き去りにしてしまう。そしてハイスピードで相手ペナルティエリアに入っても決して慌てることなく、しっかりとGKの動きを見て足を振り抜ける。その得点感覚は抜群だ。
「チャンスがあれば思い切って狙っていくということを、意識しています。それを武器にしていきたいです」
その思いきりは、10月24日の栃木SCユース戦でのアクロバティックな得点にもつながっている。前半の中頃、セットプレーからの跳ね返りがフワリと相手ペナルティエリア内に浮くと、迷いなくオーバーヘッドで蹴りこんだのだ。「ゴールから距離がそんなになかったので、シュートだけを考えました」。
先発出場だけでなく、途中出場でリズムを変えられるのもこの選手の強み。後半の疲れが出てきた時間帯に、スピードのあるこの選手が投入されれば、どんなチームでも脅威に感じるはずだ。そして前線だけでなく、アウトサイドでのプレーもこなすクレバーさも持っている。どんな展開で試合が進もうとも、大きな存在感を観衆に見せつけるはずだ。
前線にはJ2の最終節で2得点を挙げた三上が力強さを見せ、中盤では荒野が得意のパスワークでゲームをコントロール。そして、アクセントをつけるかのように要所で大きな仕事をするのがこの榊。ダイナミックに突破を仕掛けるこの選手の、思いきりのよいプレーぶりにぜひ、注目したい。













