今年の柏のトピックには、10ゴールを挙げた工藤壮人や、中盤で非凡なセンスを披露した茨田陽生、さらには酒井宏樹、山崎正登といったU−18出身の若手選手たちの躍進が挙げられる。
トップチームのシーズンは終了したが、柏レイソルU−18はJユースカップ優勝を目指した戦いの真っ只中だ。12月12日、日立台ではJユースカップ2回戦・柏U−18対大宮ユースが開催され、後輩たちのプレーを見ようと、すでにオフに突入している下部組織出身の選手たちも会場に足を運んでいた。
まず工藤壮人。彼は試合開始前のロッカールームに顔を出し、後輩たちを激励した。その直後、筆者と顔を合わせた際に「今、喝を入れてきましたから大丈夫です。今日勝って、波に乗って優勝してもらいましょう。勢いに乗ったあいつらは、僕らの代でも敵わないですから」と述べていた。そして勝利を収めた後は、今度は祝福のためにロッカールームへ顔を出した。いかにも工藤らしい。
次に川浪吾郎。彼は昨年のJユースカップに出場していた若手GKだ。川浪は試合が始まると「おつかれさまです!」と相変わらずの元気の良さで記者席に姿を現し、空いたひとつの席にドスッと座ると、それから90分間、後輩たちのプレーを解説者ばりに語った。「仲間(隼斗)は右足持っていますからね、良いの決めますよ」「山中(亮輔)、見せ場だったのに!」「今日は(相馬)大士、効いてますね〜」など、終始喋り抜いた。これも川浪らしい。
そして最後に茨田陽生。試合中、川浪の携帯が鳴り響いた。茨田からだった。彼はまだ寮の部屋にいるとのこと。
茨田「今からJユースの試合を見に行こうと思うんだけど」
川浪「もう後半だよ。来る頃には終わっちゃうよ」
茨田「え〜〜〜!」
どうやら茨田はキックオフの時間を間違えていたようだ。本当に茨田らしい……。
この後輩たちの試合に対する彼らの姿には、それぞれの性格が見事に表れていたように思う。そんな先輩たちに応援された現在のU−18からも、いずれはトップで活躍する選手が出てくるのだろう。
以上
◎Jユースカップ2010特集
準々決勝12/19(日) /11:00/刈谷
F東京 vs 柏
2010.12.15 Reported by 鈴木潤













