★2011シーズン始動！ニューカマー・レコメンド
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動き出しの速さ、巧さで京都の攻撃を牽引。同じく仙台に加入した角田誠がかつて柳沢敦について「判断を速くさせてくれる」と話していたこともある。裏へ飛び出すばかりではない。瞬時にスペースに入り込む。そのポジション取りを見逃したくないから、周りの選手の意識が早まり、パス出しをテンポ良くさせる。柳沢敦、まさに、攻撃を滑らかにする潤滑油となるだろう。

例を挙げるならば、昨シーズンの最終戦、Ｆ東京との一戦。柳沢は今野泰幸とのマッチアップとなった。京都は以前、ＦＷにパウリーニョを置いており、今野はそのスピードを完璧なまでに封じた実績を持っていた。その今野相手に柳沢は、ゴールに向かうだけの動きではなく、四方八方にスペースを見つけ出し、駆け引きやフェイントを駆使し相手より一瞬速くスペースに入り込み、先手を取り続けていた。さらに、京都攻撃陣が柳沢の動き出しに向けてボールを送る意思統一ができており、この動き出しを見逃さずボールを配給。そのため、今野よりも早くボールに触り、京都の２次攻撃を引き出すことに成功していた。動き出しの速さ。それこそが彼の特徴であり、チームにとっても攻撃の意欲を引き出してくれる武器ともなるはずである。

そして、最終戦後の写真（左上）にある様にサポーターにも非常に愛された選手である。誰とでも気さくに話す人柄の良さは、きっと仙台のサポーターにもすぐ受け入れられるだろう。

チーム全体が柳沢の動きを見逃さない様にできるかが、彼を活かすポイントとなるだろう。ただ、マルキーニョスも加入し、その特徴も最大限に引き出す必要もあるはず。それならば、柳沢は触媒の働きもしてくれるのではないか。マルキーニョスの強引さと仙台のサッカーを上手く化学反応させる触媒、それが柳沢のもう一つの特徴、柔軟な対応力の発揮の場ではないか。個性の強さも上手く化学反応に変えてくれる、そんな力を柳沢は持っている。サッカーへの洞察力に長けた稀有な選手、柳沢敦は必ずや仙台の力になるはずだ。

以上

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＜2011シーズンの幕開け！＞
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日（土）13：35／日産ス
名古屋 vs 鹿島

■NEXT GENERATION MATCH
2月26日（土）10：40キックオフ（予定）／日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
★チケット好評発売中!

2011.01.28 Reported by 武田賢宗