★2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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今季も例年通り多くの主力が水戸から去っていったが、中村英之の移籍が水戸にとって最も痛かったのではないだろうか。今季の水戸はDFの層が薄く、守備面で大きな不安を抱えている。そうした中で守備的なポジションならどこでもプレーできる中村の存在が本来ならば重宝されるはずだった。しかし、その中村が草津へ移籍。柱谷哲二監督も頭を痛めている。
186cmの長身を生かした空中戦の強さと、クレバーな守備が売りのDF。だが、前述のように、中村は守備のユーティリティープレーヤーである。水戸時代はボランチ、センターバック、そして両サイドバックをこなし、チームにとって必要不可欠な存在であった。また、かつてはFWだったこともあり、DF登録ながらもゴール感覚も優れているのも彼の特徴。特にセットプレー時に抜群の得点力を見せてきた。ちなみにKsスタでの水戸のゴール第一号を決めたのは中村だ。しかし、そんな器用貧乏なプレースタイルが彼を苦しめることにもなった。便利屋の印象が強いだけに、ベンチに回る機会が多く、レギュラーとして絶対的な地位を占めることができなかったのだ。昨季はけがもあったため、わずか18試合の出場にとどまった。
そんな状況でも常に100%を出し切ることができるのが中村である。出場機会が回ってきたときには「チームを引っ張るぐらいの気持ちで戦いたい」と、力強いコメントを残していたのが印象的であった。どの試合でも波のないプレーを見せることができるのも、常に高い意識で取り組んでいるからこそ。いつもは物静かな性格だが、内に秘める闘志は常に熱く燃えたぎっているのである。
今季こそ水戸の守備のリーダーになるはずであった。その矢先にまさかのライバルへの移籍。昨季、出場機会に恵まれず、くすぶっていた思いを今季にぶつけてほしいと思っていただけに、こんなに悲しいことはない。手塩にかけて育てた選手がライバルチームの力になると考えるだけで、悔しい限りである。ただ、冷静沈着な中村が選んだ道。生半可な覚悟での決断ではないはず。その思いがさらに彼を成長させることとなるだろう。おそらく草津に最も欠けていた“安定感”を彼がもたらすに違いない。
ただ、ひとつ懸念していることは、彼のおっとりした性格が、“ガテン系”が多い草津のカラーに合うかどうか。移籍しても、草津色に染まらず、あくまで水戸時代と同じ中村でいてほしい。間違っても坊主頭にならないようにと祈るばかりだ。
以上
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<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島
■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
★チケット好評発売中!
2011.02.09 Reported by 佐藤拓也















