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【2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド】白き肌のサムライは、信義のために闘う:ストヤノフ(広島→岡山)(11.02.09)

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2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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「お金のために岡山に来たわけじゃない」。
新加入会見後の取材で彼が発したというこの言葉こそ、イリアン・ストヤノフという男の本質を表している。

意気に感じる。
そういう「男の気概」を感じさせてくれる人物は、なかなかいない。

例えば2007年12月8日。広島のJ2降格が決定したその日、ミックスゾーンに現れたストヤノフの肌の色は、怒りと悔しさで真っ赤に染まっていた。

「移籍を考えていますか?」

Jリーグベストイレブンを獲得し、ブルガリア代表としての実績も豊富なリベロが、J2で闘うはずがない。そういう思い込みからの問いかけだった。

ストヤノフは、強い調子で言い切った。
「私は、広島の選手だ。来年、広島をJ1に復帰させるため、やるべきことをすべてやり尽くす」

堂々たる残留宣言。それでも「ストヤノフほどの実力者が、J2でやるはずがない」などと言う声もあった。だがその3日後、「君の力が必要だ」という織田秀和強化部長(広島)と、ストヤノフはガッチリと握手をかわした。

「移籍しようという気持ちは、なかったんですか?」
ストヤノフは言葉を吐き出した。
「確かに他のJ1クラブからオファーはあった。でも、私が千葉を離れた時、真っ先に声をかけてくれたのが広島だった。その恩義を忘れ、広島がJ2に落ちたからといって、逃げ出すことなんて私にはできない」
「この時はまだ、契約書にサインをしていなかった。その後、迷いはしなかったのですか?」
白い肌と栗色の瞳を持ったサムライは、強い眼光を発して言った。
「契約書などよりも、男の言葉の方がよほど重要だ。私は織田さんと握手をかわした。それがイコール、契約ということなんだよ」

ストヤノフとは、そういう男なのだ。
だから彼は、決して妥協を許さない。チームメイトのミスを容赦なく指摘し、批判し、改善を強く求める。サポーターに対してはいつも感謝の気持ちを伝えようとするが、「違う」と思ったことには反論し、強い言葉で主張する。

すべては、チームのため。そこに、彼の私心はないのだ。彼の持つクオリティなど、今さら説明するまでもあるまい。精度抜群のロングパス。ここぞというタイミングで見せるドリブル突破。相手のタイミングを外す技術に長けたフリーキック。抜群の危機察知能力を駆使したカバーリングとポジション取りの良さ。2008年、開幕当初の広島が苦戦しながらも勝点を積み重ねていけたのは、ストヤノフの攻守にわたる獅子奮迅の働きに依るところが大きかった。

だがそういうプレイ面だけでなく、プロとしてのあり方そのものを、彼は常に投げかけてくれる。
プロとしての矜持。
高みを追い求め、決して妥協しない姿勢。
イリアン・ストヤノフの生き様は、誇りを持って行きていく上でとても大切なことを、教えてくれるのだ。

以上

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<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島

■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
チケット好評発売中!


2011.02.09 Reported by 中野和也
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