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【2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド】サッカーを愛し、サッカーに愛される男:藤田俊哉(熊本→千葉)(11.02.14)

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2011シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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経歴やそのプレーぶりについては、改めて述べるまでもないだろうし、熊本での2年という時間は彼のキャリアではほんの一部にすぎない。だからここでは、彼が熊本に残してくれた事について振り返ってみたい。

加入会見で目の前に現れた時、「本当に来てくれたんだな」と不思議な感覚に陥ったものだが、それは彼のような日本を代表する選手を迎える準備が、クラブとして決して整っている訳ではなかったという背景がある。交渉にあたった当の池谷友良総監督GMですらこう言ったものだ。「本当に飛行機に乗っているか心配だった」「洗濯は自分でやるんですか?なんて聞かれて、自分が来た当時のことを思い出した」

一方で彼は、「サッカーはどこででもできるし、君の力が必要だと強く言ってもらえた。その気持ちに感動して、僕は熊本に来ました」と述べている。藤田俊哉という選手に求められたのは、豊富な経験を生かしたピッチでのプレーはもとより、熊本を真の意味でのプロチームにすること。クラブの体制しかり、現場の環境しかり、そして選手たちの意識やサッカーへの取り組み方しかり、である。その全てが、彼が思い描いたレベルにまで至ったとは言えないにせよ、少なくとも様々な部分で前進したことは間違いない。

18チームの3回総当りで、51試合というハードなものになった加入1年目の09年。実を言うと、年齢的なことを考えればシーズンを通して出場するのは厳しいのではないかと思っていた。しかしいざフタを開けてみればチーム最多の50試合に出場。それだけでなく、時にサイドに開いたり、あるいは藤田仕様の「ゼロトップ」と言われたトップの位置など、慣れないポジションでもプレーした。いずれもプロのアスリートとして必要な準備を怠りなくやってきた成果だと思うが、突き詰めると見えてくるのは、「できるだけ長くサッカーをプレーし続けたい」という純粋な思いだ。

特に1年目はチームとしてもなかなか結果が出ない厳しいシーズンだったが、「続けることが大事」と言い続けたのも印象に残っているし、ピッチを離れれば、メディアやファンにも快く対応してくれた。彼の立ち居振る舞いを通して、見られることを常に意識しなくてはいけないということを学んだ選手も少なくない。たった2年の在籍期間とはいえ、熊本の歴史を語る上で欠かせない存在になった事は明らかで、とにかく、赤いユニホームを着てプレーしてくれたこと自体が我々にとっては誇りだ。

熊本と比べれば、千葉というクラブは全てにおいて整っているだろうから、改めて彼がもたらす変化はさほど大きいものではないかもしれない。だが、地方の小さなクラブに在籍したことでさらに上がった経験値は、J1復帰を目指すチームにとって必ず力になるはず。
正直、黄色いユニホーム姿には違和感がある。けれど何色を着ていても、ボールを追っているときの彼はやっぱり、今年も輝いていると思う。

以上

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<2011シーズンの幕開け!>
■FUJI XEROX SUPER CUP 2011
2月26日(土)13:35/日産ス
名古屋 vs 鹿島

■NEXT GENERATION MATCH
2月26日(土)10:40キックオフ(予定)/日産ス
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※この試合はFUJI XEROX SUPER CUP 2011のチケットで観戦できます。
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2011.02.14 Reported by 井芹貴志
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