スカパー!生中継 Ch308 後00:55〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ1編
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※山形側プレビューはこちら
待ちに待ったJリーグの再開。ACLの戦いがあったとはいえ、これからは週末に、日常に、C大阪のサッカーを見ることができる日々が戻ってくる。それは、東日本大震災から、復興へと進み出した表れの1つ。大阪は、確かに震災の影響をほとんど受けず、恵まれた環境にあった。そのことに選手、スタッフ、サポーターの誰もが感謝し、サッカーができる幸せをかみしめながら、C大阪は今季、初のリーグタイトル奪取に向けて、再び歩み出す。
その再開初戦は、東北、山形との一戦。少なからず震災の影響を受けた地で行う、意義深いものとなる。「サポーターの方も多く来られるだろうし、山形というチームもおそらく今回の地震で大変な被害をこうむったと思うが、試合に入れば僕たちは勝利を目指してやるだけ」と、マルチネス。ACL全北戦を韓国で20日に戦い、翌21日に帰国後、中2日での試合というタイトなスケジュールになるものの、当然、C大阪は全力を尽くしてこの試合を勝ちに行く。
それに、相手は、前田和哉、古橋達弥、船山祐二、下村東美、宮本卓也、そして小林伸二監督と、旧C大阪勢が多数顔を揃えている。その因縁の敵に、負けるわけはいかない。しかも、昨年もアウェイのNDスタでは、第30節の試合で、一時は1−3とリードされ、アディショナルタイムで何とか2点を取り返し、追い付いたものの、苦戦を強いられた。そのことを、「あのときは(負傷明けで)調子もよくなかったし、(3失点して)悔しかった」というキム ジンヒョンをはじめ、選手たちは忘れてはいない。だからこそ、今回は「面白いサッカーができるのは、C大阪なので、その辺をしっかりと出して勝ちたい」(乾貴士)。
ACL全北戦、押し込まれた場面もありながら、必死に耐えてチャンスも作ったものの、終盤の1失点に泣き、惜敗。それでも、レヴィークルピ監督は「結果は残念だったが、選手たちのコミュニケーションも取れていたし、よくなった手応えを感じている」と、悲観はしていない。あとは「ゴール」、そこが、一番の課題であり、白星のためには、当然求めていかなければいけないところだ。
その点では、山形キラーとも言える選手がいるのは心強い。2008年にC大阪へ移籍後初めて得点を挙げたのがNDスタでの山形戦だった乾は、昨年も念願のJ1初ゴールを第14節山形戦で決めた。そして、その試合で乾とアベックゴールを決めた清武弘嗣も、これが2010年C大阪移籍後初得点。さらに、第30節では追撃弾となる貴重なゴールを奪っており、この仲良しコンビが躍動する展開になれば、C大阪のペースになっていることだろう。倉田秋やキム ボギョンらを含めた中盤の選手たちの活躍に、この試合でも大いに期待したいところだ。
また、守備面では、上本大海が全北戦で右足股関節の痛みを訴え、山形戦は欠場の方向に。代わって、全北戦でも後半から出場した藤本康太の今季初先発が濃厚だ。25歳ながら、2005年加入ということもあり、チームでは在籍年数が長いほうに入る背番号4は、上本、茂庭と遜色のない実力を持ち、茂庭からは「日本代表も狙える」と常々言われている守備のスペシャリスト。「自分の持ち味をしっかり出して、センターバック2人がウチはいいので、僕もそこに割って入れるようにしたい」という藤本にとっては、J2時代を含め、対戦経験豊富な山形を相手にするこの試合は、大事なものになり、かつ、彼が今回のキーマンの1人となることは間違いない。
「開幕戦で負けているし、上を狙うためには、再開初戦のスタートも大事。山形戦でいいサッカーができたら、ACLとかにもいい感じで行ける。ここから波に乗っていけるようにしたい」と倉田も言うように、この山形戦は、C大阪の今後を占う試金石。自分たちのサッカーを発揮して、勝点3を持って帰る。これが、今回のC大阪に課された至上命題だ。
以上
2011.04.23 Reported by 前田敏勝















